聴覚に障害をもつ人と話したことがありますか?実際に話したことがある人は少ないと思います。では,聴覚障害者のことをとりあげたドラマやドキュメント番組を見たことはありませんか?これには,かなりの人が見たことがあると答えると思います。身近にいないとなかなか実感としてわからないと思いますが,聴覚障害を持つ子供は1,000人に1人の割合で生まれてくるといいます。少ないとは言えません。私たちは聴覚に障害を持つ人の特徴的なコミュニケーション手段のひとつと言える手話を学び,聴覚障害者の方と楽しく会話しています。聴覚障害者の方達とふれあい,その経験や考え,置かれている状況などを少しずつですが学んでいます。
サークル活動のメインとなるのは,毎週金曜日にクラーク会館2階の和室で行われる例会です。その内容は手話の学習や手話を用いた交流企画で,使いながら手話を楽しく覚えています。単語の学習から表現の学習まで,順を追って幅広くいろいろな表現や技術を学んでいます。例会には聴覚障害者の方が来て下さるので,覚えた手話をその日のうちに実践してみることもできます。聴覚障害者の方は会話好きで,毎週,楽しい話をたくさんしてくれます。北大のサークルらしく,例会以外にも合宿やイベントが盛りだくさんです。北大生に限らず卒業生や他大学から参加する人もいます。北大祭では手話教室を開き,手話を体験してもらうだけでなく,手話コーラスの上映も行い,手話の美しさ,表現の豊かさなどを表現しました。また,ろう学校見学に行き,ろう学校とはどんなところか,どういう風に教育が行われているのかを見せてもらいました。サークル内だけではなく,札幌の手話サークルとも連携し,サークル同士の会議や,聴覚障害者による講演会等にも参加できて楽しいです。興味を持った方はぜひ例会をのぞいてみて下さい。 |
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