やっと夏らしい陽気が感じられるようになりました今日この頃ですが,皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
それぞれテストや就職活動,部活動等,多忙な毎日を送っていることと思います。
本欄「がんばれ北大!」は,北海道大学の卒業生から現役の大学生へのメッセージを掲載しているページであり,卒業生の皆さんのご活躍を毎号楽しく拝見していましたが,まさか自分が寄稿させて頂くことになるとは夢にも思っていませんでした。
私が北海道大学理学部を卒業したのは2001年の3月,早いものでもう3年以上がたちました。卒業後は北海道大学に就職し,現在は,高等教育機能開発総合センターの窓口において,福利厚生施設の貸し出しや学生教育研究災害傷害保険の加入受付等,学生の皆さんの福利厚生に関する職務を担当しています。実際に大学職員として働いてみると,職務内容は学生の頃想像していたものよりもずっと幅広く,また,自分の学生生活が多くの方々のおかげで成り立っていたことを実感しました。
私が就職活動を行ったのは,今から4年以上も前のことになります。もちろん当時も現在と同様に就職氷河期の真っ只中でした。当初は技術職を希望しており就職活動をスタートしたのですが,実際に就職活動を行ってみると教育・研究を支える大学職員という仕事に大きな魅力を感じるようになりました。しかし,このときすでに大学4年生の夏,進路の変更も難しい時期に突入していました。そこで,現役学生のうちは就職はあきらめ,思い切って翌年の国家公務員試験を受けることにしたのです。もちろん就職浪人をすることへの不安はあり大変迷いましたが,今後の人生を左右する大きな選択の瞬間でしたので,妥協はしたくありませんでした。
大学時代には,進路のように大きな問題から日常生活のささいな出来事まで,自分自身で考え決断しなければならないことが多くありました。このような時に,自分の支えとなったのが在学中に出会った友人たちでした。周りには自分の希望する進路を目指して努力をしている友人も多く,お互いに励ましあえる仲間の存在は自分にとって大きな支えとなりました。北海道大学在学中には,一生を通じて付き合っていきたいと思える多くの友人と出会うことができ,これは大学生活で得た一番大きな財産であると思います。
思い返してみると,大学時代の小さな出来事から大きな出来事まで,さまざまなことが積み重なって今の自分がいるわけですから,北海道大学で過ごした四年間は自分にとって本当に重要な期間だったと感じています。
皆さんも,これから卒業までの間に様々な経験をすることと思います。北海道大学での学生生活が,皆さんにとってかけがえのない時間となるよう,お手伝いさせて頂きたいと思っています。
最後になりましたが,皆さんのこれからのご活躍を心から願っています。
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