武田流中村派合気道部 |
私たち武田流中村派合気道部は,合気道の術理を通して心身を育てるという目標を掲げ,週4回,火,水,土,日に北大武道場二階で練習しています。部員数は1年目から3年目で計60名おり,かなりの大所帯となっています。
私たちの流派がほかのところと大きく違うことの一つに,試合があるということがあります。そのため,型の中にもほかの流派にはあまりないような技も見られ,柔道に近いような部分もあります。
試合の成績においては,わが部は学生の全国大会において3年連続で優勝しており,結構いい成績を残しています。だからといって普段の練習は大会を目指したきびしいものではなく,型稽古を中心とした和やかなものです。
実際,部員の中でも,目指す目標は一人一人違っています。試合に勝つことを目指すものもいれば,護身のため,健康のためにやっているものもおり,練習中は個々人が自分の目指すものに向かって目標を持ちつつ意見を交わしながら行っています。
また,教えに来てくださっている先生の道場のほうで,杖道,居合道もでき,希望者が選択して稽古しています。
合気道のいいところは,老若男女誰でも出来るところで,スポーツでよく言われるような引退もありません。何十年も続ければ続けただけ強くなれますし,年をとってからも健康でいられます。だから,現役は一応3年間で終わりですが,卒部した後も先生の道場のほうで稽古しつづける人もたくさんいますし,一般の人を含めた大会では,学生が優勝できることはほとんどありません。
新入部員に経験者はまったくおらず,全員1からのスタートになります。最初のうちは礼儀作法,足体動作,受身などを練習し,その後徐々に技に入っていきます。袴をはけるようになるのは一年目の秋頃で,初段を取り黒帯になるのは早くても二年目の夏頃です。特に受身は日常生活でもいざというときに役に立つ重要な技法です。わが部の先輩の中には車にぶつかられても受身をとりほとんど怪我をしなかったという先輩もいるくらいです。まあ,それは大げさにしても,雪道で転んでもまったく痛くなかったりと,受身の出来ない人に比べて怪我をする確率を減らせると思います。
当然,護身にも役立つことはいうまでもないでしょう。 |
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●連絡先● http://circle.cc.hokudai.ac.jp/aiki/ |
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