GPAは各学期末に配付される学修簿に記載されます。全学及び学部ごとのGPAの平均値が付記され,学生が自分の学習状況を数値で客観的に知り,次の学期の履修計画等に役立てることができます。
平成17年度のデータでは,1学期・2学期を合わせた通算GPAの全学平均値は2.21でした。これは,たとえば10科目のうち,おおよそ8科目が「良」,2科目が「優」の成績に相当します。
平成18年度以降の入学者については,GPAが授業料免除,種々の奨学金等の選考の基準に利用されることがあります。また,学部によっては,学科等への振分けの基準等に利用されることもあります。
GPA制度の重要な利用法は,皆さんがそれぞれ次の学期の履修計画に利用することです。
成績が伸びない場合は,無理をせず,履修する科目を絞り込んで,少ない科目に集中して取り組んでください。
好成績の場合には,履修登録上限設定の特例措置(2.を参照)により,2学期には,上限設定単位数を超えて最大4単位まで余分に履修登録ができますので,幅広い学習に役立ててください。
クラス担任の先生には,2学期の初めに,1学期の成績(GPA)を参考にして,個別の修学指導をお願いしてありますので,その機会も利用して,自分に合った履修計画を立ててください。
大学の授業は1単位につき,予習・復習時間を含めて45時間(1週間に3時間)の
学習が必要です。そのことをよく理解して履修計画を立ててください。 GPAの値に一喜一憂する必要はありませんが,自分の学習のペースをつかむために活用してください。
北大では,成績評価に極端なバラツキが生じないよう,成績評価基準を明確にし,授業科目・担当教員・クラス別の成績評価の分布状況(秀,優,良,可,不可の%等)をホームページに公表しています。
これも参照してください。
http://educate.academic.hokudai.ac.jp/seiseki/GradeDistSerch.aspx |