北大元気プロジェクト2007採択一覧
No. プロジェクトの名称 代表者氏名
1 北大映画館プロジェクト2007 文学部4年
中鉢 華鈴
2 サタデー・スクール プロジェクト 2007 教育学部3年
畑瀬 翔子
3 北大で短編映画を作って世界の映画祭へ! 教育学研究科修士課程2年
江口 彰
4 科学の芽を育む出前実験教室 工学部3年
辻 順平
5 浦幌ヒグマ調査 理学部2年
金井 知行
6 北海道大学入学式前夜祭 2008 文学部2年
猪俣 梓
7 水産学部AO入試受験生歓迎 水産学部2年
阿部 峻太
8 北大留学応援プロジェクト「Trans Japan 2007」 経済学部4年
若林 聡実
9 津軽海峡目視調査 2007年 水産学部3年
北村 志乃
10 北海道大学国際文化祭元気プロジェクト 農学院博士後期課程2年
バルア・アキール・ランジャン
11 北大の自然紹介:野鳥 農学院修士課程1年
小林 和也
12 なまら、びあんび 医学部2年
長谷川 祐太
13 北海道のホームレス問題−支援と理解を深めるために 農学部3年
長谷川 喜哉
14 子供たちの子供たちによる子供たちのためのロボコン創作 工学部4年
中野 基輝
15 大学生による高校生のための生命科学実習 医学部3年
牧野 俊一
16 北海道ユース環境フォーラム〜きっかけは水〜 水産学部2年
平岡 紘吉
17 北水探検ツアー 水産学部4年
前多 優樹
ゲンプロだより

 「意欲ある学生を応援しよう」と平成13年度に創設された「北大元気プロジェクト」。今年は27件の応募があり、選考委員会における審査の結果、17件が採択されました。
 えるむでは、今号から各プロジェクトの企画内容等を紹介します。
 初回は、「北大映画館プロジェクト2007」と「なまらびあんび」の2団体。それぞれユニークな企画です。採択2年目の北大映画館プロジェクトは、代表の中鉢華鈴さん(文学部4年)から、先日開催された「クラークシアター2007」の内容を中心に報告してもらいました。また、新規採択となった「なまらびあんび」は、代表の長谷川祐太君(医学部2年)に今回の企画内容についてインタビューしました。

北大映画プロジェクト2007


写真

チラシ
 私たち北大映画館プロジェクト実行委員会は、「北大に映画館を作ろう!」との思いを持ち、昨年7月に発足した団体です。現在は年1回の上映活動を北大クラーク会館・講堂にて行っています。
 昨年12月に引き続き、今年は10月25日(木)〜28日(日)の4日間、クラーク会館・講堂で二回目の映画館、「CLARK THEATER 2007」を開催しました。オダギリジョー主演の「アカルイミライ」や選挙の裏を映し出すドキュメンタリー「選挙」といった長編映画はもちろん、普段なかなか見ることのできない短編映画の上映や特別公演・活弁士などを行い、「見る」だけで終わるのではなく「そこから考える」映画館を作りました。
 25日のオープニング・イベントでは、ゲストに札幌国際短編映画祭のプロデューサーである久保俊哉氏を迎え、「映画祭での映像教育の試み」というテーマで短編映画の見方についてお話をして頂きました。
 短編映画は日本ではあまりなじみがありませんが、欧米では義務教育に「短編映画」を活用しているのが一般的です。久保さんのお話の中では短編映画を実際に見ながら映像に秘められた「意味」を読み解いていきました。参加された方々も真剣にその「意味」を考えられていました。
 27日は、無声映画に解説や台詞をつける「活動弁士」・佐々木亜希子氏をお招きして特別公演を行いました。会場のほとんどが生の活弁を初めて見るという方々でしたが、佐々木さんの活弁に大笑いしたりホロリとしたり…とても楽しまれている様子でした。また活弁体験のコーナーでは、来場者に1分程度の映像を見ながら実際に活弁をしてもらいました。子どもさんからご年配の方まで幅広い世代のお客様にご来場頂きましたが、世代を越えて会場が一つになった時間でした。
 今年は目標の1000人を上回る1082名の動員を記録致しました。来年以降も活動を続けていき、「北大でしか見られない」映画を発信していければと思います。
 また来年、会場でお会い致しましょう!!
代表 中鉢華鈴(文学部4年)



「なまら、びあんび」

 今回の採択企画の中でも「ユニーク」さとしては突飛的な存在が「なまら、びあんび」かもしれない(笑)。そこで、代表の長谷川祐太君(医学部2年)に今回の企画内容などについて聞いてみました。

Q.「なまら、びあんび」って、一体どのような企画なんですか?
A.「なまら、びあんび」自体は雑誌名です。この雑誌、一言で言うとギネス・ワールド・レコーズ(旧名‥ギネスブック)の北大バージョン。北大生、北大のサークル、教職員など、北大の関係者からすごい記録を集めて紹介しようというものなんです。
 また、普通のギネスとは違って、すごい記録に限定せず、しょうもない記録から面白い記録まで、とにかく、「アツイ!!」と感じさせるような記録を対象とし、「北大はこんなにアツい!」ってのをみんなに知ってもらえる雑誌にしたいと思っています。
 
Q.企画名称がとってもユニークですが、どのような由来なのでしょう?
A.「なまら」は北海道の方言で「とても、ものすごく」、「びあんび」は北大関係者なら誰でも知っている「Be ambitious」を文字ったもので、「とっても、野心的」な記録を残そうという想いからこの名前を付けました。ただ、「びあんび」については、「野心的」というよりも、「アツイ!!」「面白い!!」といった意味合いの方が強い一種の造語で使っています。

Q.「なまら〜!」は「どんだけ〜!」の北海道版ということですかね?
A.「ちょっと待ってください??」(汗)

Q.この企画を思い立ったそもそものきっかけは、何ですか?
A.この企画は、前期の教養科目の「編集者という仕事」(古賀弘人教授担当)という授業の中で生まれたんです。この授業では、自分が編集者になったと仮定し、自分の企画した本のプレゼンを発表するという形式を取っていました。その中で、僕が企画したのが「なまら、びあんび」だったという訳なんです。

Q.アツく、面白い人を紹介しようとした企画の動機は?
A.僕自身が、北大を目指したきっかけが、クラーク先生の残した「Be ambitious」の精神に感銘を受けたことにあります。「北大に行けばすごい人に会える」。その想いで、単身、北海道に移り住んできました(笑)。
 実際、日本一のキャンパス面積、そして学部数、2万人以上の関係者数を誇る北大の中で、日々「びあんび」な記録が生まれていることは疑う余地もありません!しかし、せっかく「びあんび」な記録を残しても、情報がなかなか回ってこないのが現状です。
 そこで、そうした「びあんび」な記録を紹介することで、みんなとその情報を共有できるようにと、企画したんです。こうしたユニークな存在を紹介することで、「びあんび」な記録に挑む人が出て、また、それを知った方々が「自分だってできる…」と、また新たな記録が生まれる。そうした、一種の正の起爆剤になればと願っています。

Q.最後に、「えるむ」愛読者に向けてアピールを!
A.「なまら、びあんび」製作委員会では、みなさまの「びあんび」な記録を募集しています。もし、記録をお持ちの方、またはそうした記録をお持ちになる方を知っている方がいらっしゃいましたら
mail:namarabianbi@yahoo.co.jpまでご連絡ください。12月末日まで受け付けています。ご協力よろしくお願いします。

 詳細は、ホームページ http://bianbi.sonnabakana.com/index.htmlにて。
なまら、びあんびのメンバー
(前列中央が代表の長谷川君)と古賀先生(後列右側)



メインメニュー