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昨年11月に結成された「北大Cafeプロジェクト」。
紙面で紹介するのも拒んだくらいに、当初は、わずか6名からのスタートでしたが、一人、またひとりと参加者が増えてきました。前号(124号)の発行直後には、とうとう12名となり、女子学生も一気に増えました。やっぱり快活な女の子のシャベリは何とも小気味良く、そのテンポに初期メンバーたちはたじろぎながらも、雰囲気がガラリと明るくなりました(笑)。また、いわゆる「スペシャルティーコーヒー店」でバイト中の学生も加わり、「おもてなしの心」を探るには心強い限りです。
このように、学生の多くは、接客業のバイト経験がある反面、職員たちは未経験者ばかり。そこで、お客様を気持ちよく迎え、思いやりをもって接することの「難しさ」とうまくコミュニケーションがとれた時の「充実感」を早めに体験してみようと、短期間の「実験Cafe」を試みました。
その場所は、総合博物館の2階。そもそも博物館では、以前からCafe設置構想があったとのことで、メンバーの一員でもある博物館の先生の音頭で事がスムーズに運び、博物館側の快諾も得られました。
オープンは、2月の「さっぽろ雪まつり」期間中を選定。例年、冬期は博物館の入館数が減少する中、「雪まつり」期間中は観光客などで来館者が増えるようです。そのため、今回は、雪まつり会場に博物館のパンフを置かせてもらうなど、博物館の広報活動にも力を入れて、来館者増を図り、Cafeに誘い込もうとする戦法を取りました(笑)。
いざ、お客様をお迎えするとなると、いまから、楽しみな半面、いろいろな不安も募ります。何しろ、私たちが試みようとする実験Cafeは、学校祭や町内会などのイベント的なレベルなので、不評を買ったり、何かしらの問題が起きないかと心配になります。そこで、すべてを慎重に安全にスタートさせるためにも、ノウハウのある北大生協に相談にのっていただいたり、保健所などにも問い合わせました。また、トラブル発生に際しては、「ボランティア保険」が有効であることが分かり、全員が加入することにしました。
さて、実験Cafeの報告については、次回のお楽しみということで…。
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一方で、学生支援的な観点でCafeの設置を構想するために、Cafeの使い道について、まず、学生サークルに確かめることから始めました。日頃から鍛錬している腕前を披露する機会は多いのか、少ないのか。Cafeの具体的な活用法はあるのか、ないのか。その他、活用するうえでのCafeの必須事項などを調査するために、文系サークルに向けてアンケートをお願いしました。併せて、プロジェクトに加わって一緒に考えてもらえる人も募集しました。その調査結果は次回から紹介していきたいと思います。
さて、年明け早々、一日に4通のメールが舞い込んでびっくり。何度もチェックしては0件の日々が続いた過去を懐かしく思い出しました。メールは、待望の1年生や3年生からの参加希望、また、何気なく「えるむ」を見たということで、北大のご意見番でもある先生から激励をいただきました。そして、最後の4通目は、教員としては2人目の参加希望の先生。「いったいどんな先生なんだろう」と職員録などを探しても見当たらず、後で分かったことですが、12月に赴任されたばかりとか。その素早い行動力に、面白さと頼もしさを感じました(笑)。
北大cafeプロジェクトの連絡・問合せ先 Mail:g-sodan@academic.hokudai.ac.jp |

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