「ピアサポート」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?「仲間同士の助け合い」という意味ですが、近年、全国の大学では、在学生(先輩)が新入生(後輩)を仲間として援助し、支える活動のことを「ピアサポート」と称して活発に取り組んでいます。通常、援助するための技法の訓練を受けた学生が組織的に援助活動を行うことを指しているため、本学では、まだそこまでの体制は整っていませんが、既に活動の種子は芽生えているので、そういった取組みをシリーズで紹介します。
頼んます先輩〜ピアサポートの取組状況
ペットボトルキャップ回収にご協力ください ボラフェスでの片麻痺体験の様子 さまざまなボランティアを一度に体験♪
進化し続ける、学生ボランティア活動相談室!

  2008年は学生ボランティア活動相談室(通称ボラ室)にとってチャレンジの年でした。
  私は学部二年生の頃からボラ室に通い始め、三年生から学生補助員として、ボラ室の相談員の補助(ボランティアの紹介・相談等)をしています。およそ10年の歴史があるボラ室ですが、去年は節目の年だったと思います。なぜなら今までにない、いろいろなことに挑戦したからです。例えば四月から七月まで、月一回のペースで「ボラcafe」という、ボランティアを学生の皆さんにもっと身近に感じてもらおうという目的のイベントを開催しました。初回から大勢の学生さんが来てくださり、おいしい出来立てのコーヒーとお菓子を楽しみながら、ボランティアについて一緒に語り合いました。また中庭再生プロジェクトも始動し、今までフキや雑草で荒れ果てていた高等教育機能開発総合センターの中庭をきれいに掃除し、学生の皆さんにとっての憩いの場へ変身させようとメンバーが汗を流しました。そして、10月のオープニングイベントにはアウロラやジャズ研究会のみなさんが新しい中庭でコンサートを開き、たくさんの人達が駆けつけてくれました。11月は、ボランティアフェスティバル、略してて「ボラフェス」を相談室とそのそばのリフレッシュコーナーで開催し、高齢者、片麻痺、視覚障害者、車椅子体験をするコーナー、子育て支援センターに寄付するための紙芝居作成コーナーを準備し、ボランティアについてみんなで理解を深めました。
  そして、今も継続してやっているペットボトルキャップの収集も去年から始まり、約3,000個のキャップが集まりました。ペットボトルキャップ800個がポリオワクチン一回20円分の費用となることから、途上国の子どもたちに貢献でき、かつキャップのリサイクルにもなる大変意義のある活動です。今年からは同じ取り組みをしている他大学とも連携し、活動をより活発化させていく予定です。
  以上、去年の活動を振り返ってみましたが、そのほとんどがもう卒業してしまわれる先輩方が主体となって準備をし、進めてきたものです。先輩方達からは、ここには書ききれないたくさんのことを学びました。主体性を持って自ら進んで行動する大切さ、他者を思いやることのすばらしさです。また、ボラ室の相談員の方や学生支援課の職員の方にもサポートしていただきました。今年からは新しく加わる学生補助員と共に今までの先輩方たちの意志を引き継ぎつつ、さらにボラ室を進化させていきたいです。
  少しでも私たちの活動やボランティアに興味を持った方は、是非ボラ室を訪れてみてください。新しい若い力を、ボラ室は求めています!!



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