北大生協に焼きたてBAKERY
コップパンオープン!

 
コップパン
ホカホカの焼きたてをリーズナブルな値段で提供。生協ならでは!

取材・文
文学・2年 片山 静香

片山

 10月8日、北大中央食堂1階に、焼きたてパンの店、「コップパン」がオープンした。ダクトからはいつもバターの焼ける香ばしい香りが流れ、お昼休みに学生たちが列をなすこのパン屋さん、なぜここに? なぜパン? など、疑問を持った方も多いのではないだろうか。早速取材に行き、店長の森下さんにお話を伺うことができた。
 「コップパン」では、つねに36~40種類のパンがそろっており、これまでの生協では買うことのできなかった、焼きたてあつあつのパンを購入することができる。高いものでも120円と、リーズナブルな価格設定になっており、100円を切る商品も数多くある。学生の私たちにとってはうれしい限りだが、なぜここにパン屋ができたのだろうか。

 

 中央食堂1階、入り口付近の小さな部屋には、以前、自動販売機、コピー機などが置かれていたが、そのスペースの有効利用については、数年前から議論されてきていたそうだ。しかし、広さの問題や外観の問題など、課題が多く、なかなか見通しが立たないままだった。しかし今年の9月に入り、急きょ10月にパン屋を出店することが決定した。10月のオープンに間に合わせるべく、急ピッチで計画が進められた。内装工事は徹夜で作業が行われ、スタッフも全くの素人さんが集まった。パン屋を選んだ理由としては、「多くの大学にコンビニエンスストアがあるが、生協として、コンビニにはできないことをしたかった」そうだ。確かに熱々のパンはコンビニでは買うことができない。学生に、よりおいしいものを食べてもらいたいという生協のこだわりが垣間見られる。そんな思いを込めてオープンした「コップパン」だが、これが予想をはるかに上回る大盛況となり、今では1日約600人、約1,500個も売り上げる人気店となった。イチョウ並木の紅葉の季節に合わせてのオープンだったため、新聞でも取り上げられ、その効果もあって、学生のみならず一般市民や観光客も多く足を運んでいる。そのため、商品の回転が非常に速く、焼きあがってから売切れるまで30分かからないという。つまり、ほとんどの商品が焼きあがってから30分以内ということだ。その中でも特に焼きたて、たった今できたばかりという商品に「焼きたて」のポップがつけられているそうで、まだ湯気が上がっていることも少なくない。「本当は全部焼きたてなんだけどね。」と話す森下さんの笑顔が印象的だった。
 ちなみに人気商品はメロンパン・カレードーナツである。種類が多すぎて迷ってしまった際に、ぜひ選んでみてほしい。また、11時30分~正午、夕方の時間帯は客足がいったん引くそうなので、ゆっくりとパンを選びたい人は、この時間が狙い目だ。
 最後に森下さんに、学生へのメッセージをお願いしたところ、「焼きたてあつあつのパンをいつも用意し、新商品も次々に発売させる予定なので、どうぞ看板のキャラクターの女の子ともども末永く利用してほしい。」と話してくれた。他にも新商品や新企画についての様々な構想も伺うことができたが、ここでは秘密、見てのお楽しみということにする。ただ、今後も話題に事欠かず、学生たちの期待のお店になっていくであろうことは確実だ。
コップパン店前
男子も気になるコップパン♪

コップパン
「行列ができるお店」コップパン! 学生たちにも大好評です。

カレーパン
サクサク感の後にピリッとした
カレーの味が解き放たれます!
コップパンのぼり
森下
ダンディに語る森下店長。実はお笑い系です。

人気商品を実際に食べてみました

横山

カレードーナツ試食
法学・2年横山太一君

 コップパンのカレードーナツはなんと言っても生地とカレーのバランスが素晴らしい!
 サクッとした表面、ふんわりした生地の中には、ピリリと辛さの効いたカレーがたっぷり入っています。ほっこりあったかくて、寒くても口の中が幸せになります。もちろん冷めても美味しいですが、ぜひ一度は焼きたてを試してみてください!

メロンパン試食
理学・3年尾張純一君

尾張

 袋を開けるとメロンの香りがふわっと広がりました。食べる前から楽しませてくれますね。口に入れるとほんのり甘く、クッキー生地のサクサクとパン生地のフカフカが気持ちいいです。この焼きたての香りと食感にはコップパンの魅力が凝縮されていると思いました。


 

メニューにもどる