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本学では、教育の国際化に対応し、他大学の成績評価制度との互換性を高めるために、平成17年度から、「優」の上に「秀」を加えた5段階評価と、GPA(grade point average)制度を実施しています。
GPA制度とは、米国の大学で一般的な成績評価方法で、皆さん一人ひとりの履修科目の成績の平均を数値により表すものです。学期ごとに、履修した各科目の評価に下記のGPを与え、このGPにその科目の単位数を乗じ、その合計を、履修科目の単位数の合計で除して算出します。
また、履修登録上限設定は、学期ごとに履修登録できる単位数に上限を定める制度で、各自の授業時間外の学習時間を確保し、学生の主体的な学習を促す等、十分な学習時間を確保する工夫によって、単位の実質化を進めることを目指しています。
各制度の概要は、以下のとおりです。
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GPAは各学期末にWeb上で閲覧可能な学修簿に記載されます。全学及び学部ごとのGPAの平均値が付記され、皆さんが自分の学習状況を数値で客観的に知り、次の学期の履修計画等に役立てることができます。
平成21年度入学者のデータでは、1学期の学期GPAの全学平均値は2.40でした。
平成18年度以降の入学者については、GPAが授業料免除、種々の奨学金等の選考の基準に利用されることがあります。また、学部によっては、学科等への振分けの基準等に利用されることもあります。
GPA制度の重要な利用法は、皆さんがそれぞれ次の学期の履修計画に利用することです。
成績が伸びない場合は、無理をせず、履修する科目を絞り込んで、少ない科目に集中して取り組んでください。
好成績の場合には、履修登録上限設定の特例措置(2を参照)により、2学期には、上限設定単位数を超えて2〜4単位まで余分に履修登録ができますので、幅広い学習に役立ててください。
クラス担任の先生には、2学期の初めに、1学期の成績(GPA)を参考にして、個別の修学指導をお願いしてありますので、その機会も利用して、自分に合った履修計画を立ててください。
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大学の授業は1単位につき、予習・復習時間を含めて45時間の学習が必要です。各学期ごとに15週の授業が行われるため、1単位の科目であれば1科目につき1週間に3時間、2単位の科目であれば1科目につき1週間に6時間の学習が必要です。そのことをよく理解して履修計画を立ててください。
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GPAの値に一喜一憂する必要はありませんが、自分の学習のペースをつかむために活用してください。
北大では、成績評価に極端なバラツキが生じないよう、成績評価基準を明確にし、授業科目・担当教員・クラス別の成績評価の分布状況(秀、優、良、可、不可の%等)をホームページに公表しています。
こちらも参照してください。
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平成22年度入学者の1年次について、各学期の履修登録できる単位数の上限を、学部ごとに下記のとおり定めています。
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上記の履修登録上限設定単位数に「含まれる科目」や「含まれない科目」があります。
原則として、上記の上限設定単位数を超えて履修登録はできませんが、集中講義や教職科目(卒業要件に算入できない場合のみ)等は例外として認められます。平成21年度入学者から、「自由設計科目制度」が導入され、さらに幅広い履修が可能となりました。(次項の「自由設計科目制度について」を参照)
また、1学期のGPAが良好な場合は、2学期には、上限設定単位数を超えて2〜4単位まで余分に履修登録ができる特例措置があります。
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平成21年度入学者から、「自由設計科目制度」が導入されました。
「自由設計科目」は、履修登録上限設定単位数及び卒業用件に含まれず、GPAに算入されない科目であり、本制度は、学生が幅広い科目を履修することを目的として導入された制度です。
自由設計科目制度の利用方法は、大きく分けて二つあります。
一つ目は、履修登録の時点で、「自由設計科目」として登録する方法です。
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自由設定科目として履修登録が可能な単位数:
1年時1学期:2単位 1年次2学期:6単位
※2年次以上に制度を適用するかどうか、及び登録可能な単位数については、各学部で定めます。
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二つ目は、成績が確定した後で、卒業要件に含まれる(GPAに算入される)科目を、「自由設計科目」に変更する方法です。このとき、逆に、「自由設計科目」を、卒業要件に含まれる(GPAに算入される)科目に変更することも可能です。
ただし、この制度の対象となる科目や、単位数、変更が可能な期間などは、学部や学年によって違いがありますので、詳細については、事前に学生便覧、ガイドブック、掲示等で充分確認してください。
履修登録の際は、各学部の「学生便覧」や、Web履修登録システム操作マニュアルを参照のうえ、手続きすることを強くお勧めします。
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GPA制度、履修登録上限設定及び自由設計科目制度について、詳細は、「学生便覧」や、学生向けの「「秀」評価、GPA制度、自由設計科目及び履修登録単位数の上限設定 Q&A」等を参照してください。
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