学生の声


 

 「高等教育機能開発総合センター」のE棟各階に投書箱「学生の声」を設置しています。学生生活の中で疑問に思うことや改善してほしいこと等を記入用紙に記載のうえ投函してください。みなさんから寄せられた意見・要望は、回答(対応)を添えて、同センターE棟1階の「学生の声(回答)専用掲示板」に掲示しています。
 掲示にあたっては、個人を特定できる内容を除いたり、誤りのある表記等を修正する場合があります。なお、本誌では、誌面の都合上、建設的な意見を優先のうえ掲載しています。 

 

 
質問

 理学部2年の学生からの投書


 近頃、メインストリート等において明らかに25Km/h以上で走行していると思われる自動車をよく見かける。特に、ラッシュ時などは今にも事故が起きんとするばかりの状態である。安全面から、何らかの対策をするべき(今以上に)だと思うが、その点に関してどのようにお考えでしょうか。年末でお忙しいとは思いますが、回答と掲示をお願いします。

回答

 施設部施設企画課からの回答


 昨年5月にも、同趣旨の投書を頂き、構内交通の安全確保のため、既存交通施設の見直しや改善、安全啓発パンフの配布等の取組みを行ってきました。実施された施策の中では、構内巡回警備員による監視の強化、特にスピード違反車両への指導は効果が大きく、充分な成果を出したと認識しています。現在は冬道のため、目立ったスピード違反車両は見られませんが、雪解け時期に向け違反車両の徹底指導を行う準備を行っています。冬場のため一時撤去した「安全運転」、「スピードダウンの励行」等の標語の移動式看板の再設置、入構時に巡回警備員による安全啓発パンフの配布等も再度行う予定です。  また、例年春、夏には学生を対象とした交通安全週間も実施しています。
 構内交通の安全確保のため今後ともご協力をお願いいたします。

質問

 医学部1年の学生からの投書


 各学年に新渡戸賞のようなものを設けて欲しい。
理由:可であろうが秀であろうが平等に進級できてしまうのであれば、かなりやる気が削がれてしまうから。


回答

 学務部学生支援課からの回答


 学生の皆さんが勉強の励みになるような表彰制度については、今後、さらに検討していきます。
 なお、本学では、「新渡戸賞」の他、学部3年次に、1・2年次の英語の成績が優秀で国際親善の精神にふさわしい学生に贈られる「北海道大学レーン記念賞」、学部卒業時に、学業成績優秀で品行方正な学生に対し賞状と記念品が贈呈される「クラーク賞」、また、各学部においては、優秀な学生を表彰する独自の制度があります。


質問

 水産学部4年の学生からの投書


 名ばかりの顧問を置いとくことに必要性を感じない。
 それよりも、責任のありかを明確にするためにも、誓約書に部員全員の名前を書かせて自分の責任において部活動を行っていくようにした方が良いと考えます。部活とサークルに違いを与えるなら、そのようにした方が効率が良いと思います。

回答

 学務部学生支援課からの回答


 課外活動は、学生の人間形成のために重要であるとの考えから、大学教育の一環として捉えており、必要な援助、便宜を与えるとともに必要な指導を行っています。
 なお、課外活動は学生が自主的に行うことで本来の教育目的が一層達成されるものであるため、大学が行う指導は課外活動本来の目的を逸脱するようなおそれがあると認められるときや課外活動中の安全確保が必要なときなど必要最小限のものに限っています。
 顧問教員は、上記指導を含め、当該団体や所属部員に対する助言者または協力者として、課外活動を援助するために設けられている制度です。「名ばかりの顧問」にさせないためにも常日頃から活動状況を報告したり、団体運営上の問題で助言を求めるなどして、コミュニケーションを図っておくことが必要と考えます。

質問

 無記名の学生からの投書


 授業中、喋り声があまりにもうるさくて、教授の方の声が聞き取れず、授業に集中できないことが毎日ある、だから、教授の方に、授業中喋って周囲に迷惑をかけている人に対して退室させ、出席を認めないようにしていただきたい。自分が注意すれば早いのかも知れないが、学生間ではその後の関係とか何とかで、いろいろ面倒なことになりかねないので(知人であろうとなかろうと)


回答

 学務部教務課からの回答


 今回の投書には、どの授業科目に関する要望であるかが示されていないため、個別の対応ができません。担当教員あてに直接授業中の私語に対する注意を依頼するなどの個別対応を希望する場合には、具体的に該当科目をお知らせいただければと思います。
 なお、授業の実施については、全学の教員を対象としたFD(ファカルティー・ディベロップメント)で改善の方策等の検討を行っておりますが、このような声があることも考慮した取り組みを進めたいと思います。

質問

 法学部学生からの投書


 先日、大学院●●●●研究科●●●学専攻●●講座●●研究室修士●年の●●●という人が教養棟の机(投書箱の裏)にあった3Dマスクを一箱丸ごと持って行くのを見てしまいました。
 あのマスクは消毒液と共に公用で必要な人が使う為にあるものだと思っていました。
 そういった行為には注意をつげるべきです。

回答

 学務部学生支援課からの回答


 今回の投書内容について、事実であれば非常に残念なことです。学生のモラルの低下に関しては、地域住民からもたびたび苦情が寄せられ、機会あるごとに指導に努めているところです。共用品を一人の学生が不正に使用することは、盗みにも等しい恥ずかしい行為です。
 今回の内容については、学生のマナーの遵守及びモラルの向上を図るための学生掲示、広報紙等の掲載内容に含めて指導に努めていきたいと考えています。

地域住民の声


 大学周辺の住民の方から、北大生の生活上のモラル・マナーについてお叱りをいただくことが多いので紹介します。
 大半は生活上のトラブルですが、苦情の矛先はアパートに入居する際の保証人(父母)ではなく、「大学ではいったいどういう指導をしているんですか!」とお叱りをいただきます。
 大学としては、個人が特定できる苦情については、事実確認のうえ直接指導していますが、多くのものは特定できず、本誌や掲示版等での指導に限られてしまいます。
特に、これから大学周辺で生活を始める新入生は、どうか一般の人が当たり前のように持ち合わせているマナーとモラルの向上に努めてください。地域社会の中で生活するためには、他人を思いやる気持ちが大切です。地域住民との相互理解やコミュニケーション力の向上に努め、気持ち良い学生生活を過ごしてください。


騒音トラブル


 賃貸アパート等、共同住宅における騒音トラブルについて、たくさんの苦情がきています。特に深夜帯の騒音について、北大生の非常識な生活ぶりを指摘されています。中には、北大生の住民から北大生の住民に対する苦情もあります。

ゴミの分別マナー


 札幌市では、昨年7月から、家庭から出される「燃やせるごみ」・「燃やせないごみ」が有料になりました。しかし、北大生のゴミ分別意識の低さには驚くと未だにお叱りをいただいています。
各町内会の中には、80歳を超えるおばあちゃんやおじいちゃんが「ゴミステーション」を管理されているところがあり、「ゴミステーションはゴミ捨て場じゃないんだよ。収集までの一時保管場所なんだよ。」と涙ながらに訴えています。

自転車マナー


 北大生の自転車運転マナーについて、たくさんの苦情が寄せられています。中には、歩道を通行する無謀な自転車の運転によって、ケガを負わせたにもかかわらず逃げ去った旨のお叱りをいただくこともあります。
 特に、歩行者の直近を徐行もせずに走り抜けたり、夜間の通行の際にライトを点灯させていない自転車が多いようです。

飲酒を伴った喧嘩騒動


 大学周辺で、酒に酔った北大生が馬鹿でかい声で叫んだり、吐いたり、ねっころがったり、通行人に絡んだりしているようです。北大は未成年の飲酒を認めているのか、大学近辺への迷惑行為も認めているのか旨のお叱りをいただいています。

その他


 北大生が、子どもたちの遊び場所や市民の憩いの場所になっている公園や河川敷を占有し、踊りの練習をしていたり、野球をしていたりして場所を占有している旨の苦情をいただくことがありました。子どもたちが残念な顔をして帰ったり、近くを通る幼稚園児が危ない思いをしているようです。

 
 

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