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8月29日(日)に「北海道マラソン2010」が開催された。
本学では、昨年から構内がコース化されたことから、音楽系サークル等の学生を募り「北海道マラソン応援プロジェクト」を結成している。
今年で2年目を迎えるが、ランナーを応援しているうちに「力と勇気」が自分自身にみなぎってくるこのプロジェクトは、理屈では語れないほど学生たちを感動させてしまう。
テレビを見て楽しむ人には、マラソンは2・3時間の番組だ。しかし、市民マラソンの本当のドラマはその後から始まる。暑い日差しを浴びながら、北大構内をぞろぞろと一般ランナーが駆け抜ける…。いや、17時の門限が近づく頃にはヨレヨレとなった足取りが目立つ。
マラソンは人生の縮図だと言われる。参加者の年齢構成を見ても年輪を重ねた40代以上が7割を占める。60代以上のランナーでさえ、10人に1人強に及ぶ。一般ランナーには参加するに至ったそれぞれの思いがあり、苦しみに耐え、ゴール後の達成感・充実感を味わう。一人ひとりの感動のドラマがそこにあるのだ。人生経験の浅い学生たちがマラソンの深みを理解できるにはもう少し時間がかかると思うが、学生たちはそれぞれのランナーが築く熱いドラマの渦中に「応援」というかたちでかかわり、感動のフィナーレを後押しするに十分な活躍をしてくれた。
「新しい地域交流のかたち」と副題を科した「北海道マラソン応援プロジェクト」。これからの課題は何だろう。ランナーと学生たちのコミュニケーションは予想以上であったが、学生たちと沿道の方たちとの距離はまだまだ隔たっているように思える。次回はもっと沿道の方々を巻き込んで一体となった応援で盛り上げてほしい。将来は、中央道路の一直線を応援のWAVEで一杯に広げよう!(K)
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バンザイ魂
三浦 萌さん(医学・保健1年)
私は今回、「バンザイ魂」として北海道マラソンに参加させていただきました。北海道マラソンは小さい頃から親と一緒に見ていたのでTVの中の世界だった北海道マラソンに直接携わることができてうれしかったです。先日、私も町内の大会で初めてマラソンにランナーとして参加したのですが、その時に感じたのは、ランナーになるということはやはり見ているのとはまったく違うということでした。ゴールしたときのあの気持ちは、経験しないと分からないものがあると実感しました。この経験があったからこそ、一層北海道マラソンのランナーを応援したいという気持ちが高まりました。私たちは、クラーク像前でパフォーマンスや手拍子応援隊として応援しました。ランナーの人達の中には手を振って応援に応えてくれる人や近寄ってタッチして行ってくれる人がいたので、とてもうれしかったです。当日は、学生支援課の方々や他の学生団体のみなさんと一緒に盛り上げることができてとても光栄でした。来年もぜひ参加したいです。ありがとうございました。
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テスク&祭人(まつりんちゅ)
野澤 茉也さん(医学・保健2年)
今回「テスク&祭人」としてよさこい演舞、そして手拍子応援隊としての声援の2つの形で北海道マラソンを盛り上げることができて本当に個人としても、団体としても、素晴らしい経験になったと思います。ゴールまであと少しで確実に疲れているはずのランナーが最後の力を振りしぼって走る姿、笑顔でこちらの声援に応える姿は、私たちに元気やパワー、感動を与えてくれました。そのため、こちらも最後まで精一杯応援し続けることができました。よさこい演舞では、わだちさんに太鼓を叩いてもらい貴重な経験となりました。今回はわだちさんの太鼓だけでしたが、もっといろいろな団体が一つの見せ物をすると、北海道大学としてさらに盛り上げることができるのではないかと思います。また、北海道マラソンを見に来たお客さんと私たちの手拍子応援隊とが、はっきりと分かれてしまっていたので、もっとお客さんと一緒になって応援できたら、なお良いのではないかと感じました。今回の経験を活かしてまた来年も、さらに北海道マラソンを盛り上げていきたいと思います。
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民謡研究合唱団「わだち」
石崎 光輝さん(農学2年)
私たち「民研わだち」は、去年も北海道マラソン応援プロジェクトに参加させていただきました。今年も、ラストスパート付近のランナーの方々を太鼓や笛を使って応援することができるという役目にやりがいを感じたため、参加させていただきました。マラソン当日は非常に暑い日でした。そのため、暑さや疲れを吹き飛ばすような応援をするように心がけました。私たちの太鼓や笛、踊りによってランナーの方々がラストスパートに向けての元気を少しでも取り戻してくれていれば幸いです。応援をしていた私たちも、苦しい表情を浮かべながらも、必死で最後まで走り抜けようとするランナーの姿に心打たれ、逆に励まされました。また、北大のサークルである「バンザイ魂」や「テスク&祭人」、「男子ラクロス部」など、普段サークルとしては、あまり触れ合う機会が少なかった団体の方々と一緒にランナーを応援することができたことも強く印象に残っています。非常に熱く、楽しい応援でした。来年もこういった活動に、ぜひ参加させていただきたいと思います。
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前列右側が石崎さん |
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左端が藤澤さん
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男子ラクロス部
藤澤 正樹さん(工学3年)
僕たち男子ラクロス部は、このたび手拍子応援隊という形で北海道マラソンのランナーの方々を応援させていただきました。最初にお誘いを受けたときは、体育会系の部活がどのようにランナーを応援すればいいのかと戸惑いがありました。しかし、当日は学生支援課の方が用意してくださった100円ショップの応援グッズと僕らのテンションでやりきることができました。実際にやって思ったことは、「思ったより楽しい!!」ということです。僕らの全力の応援に対し多くのランナーの方々がそれに応えるように手を掲げてくれたり、ハイタッチをしてくれたりと、応援する側も元気をもらえたように思えました。今年はこのような応援隊が少数の団体のみだったので、今後は体育系、文化系関係なく数多くの団体が参加し、メインストリートを応援隊で覆い尽くすようになれば良いと思います。来年もこのような機会があれば、男子ラクロス部は部全体として協力させていただきたいと思います。
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