No.1 節目シリーズ

百代続く

文=北海道大学第百代応援団・リーダー部長 北沢 毅(農学・2年)
text:Tsuyoshi Kitazawa

老舗応援団



「老舗のお菓子屋」と聞くと
何かホンワリとした甘い匂いがただよってくるが、
同じ「ニオイ」でも「臭い」と表すべきが我が北大応援団の勇者たちである。


昨春、本学硬式野球部は全日本大学野球選手権でベスト8に輝いた。その際、伝統の「ボロ羽織」で応援する姿は神宮の観衆を魅了した。一方、大都会の路上では浮浪者と間違えられてしまったという微笑ましいエピソードが何とも応援団らしさを物語っていた。
その応援団が今期、節目の第百代を迎えた。そこで、リーダー部長の北沢君に熱い想いを語ってもらった。

おそらく北大に入学した者ならば誰もが見るであろう、北大中で騒ぎまわっているすさまじい臭いと男気溢れる最強団体。それが我々、北大応援団だ! 正式には北海道大学第百代応援団。そう、なんと今代で百代を数える、目ん玉飛び出るほどぶ厚い歴史を持った団なのである。我々は先人に学び、その歴史をしっかりと受け止めた上で、あくまで自由に、そして誠実に日々活動を行っている。

具体的な活動内容はといえば、部活の試合があると聞けばすっ飛んで応援に行くのはもちろん、色々な部活を集めてのコンパや全北大生を対象とした企画に加え、新入生向けに寮歌普及(北大に根付く、校歌や都ぞ弥生をはじめとした歌を普及すること。まあわからん人は応援団まで!)を行ったりと様々。まさに学内全体を盛り上げるべく、北大応援団は走り回っている。

我々の活動の中心となっているのが、髭も髪も伸び放題で、ぼろぼろの羽織に高下駄という、なんとも…なんというか…すさまじい見た目をした男たちだ。この北大応援団名物、通称「ボロ羽織」達が日々暴れ回り、応援団を引っ張っている。彼らを見て「なんてこった…!」と思う人も居るかもしれない。でも決してホームレスとか怪しい浮浪者とか、そういう類ではないので安心してほしい。まあ、少々臭いはするのだが。ちゃんと学力もあるのだ。たぶん。彼らは見た目に違わぬ、いや、それ以上にすさまじい中身を持っているので、是非見かけたら話しかけてみよう。むしろこちらからガンガン絡んでいくので新入生は特に、楽しみにしていてほしい。

最後に、百聞は一見に如かずだ。ちょっとでも北大応援団に興味を持った人は近くの応援団員に話しかけたり、応援団主催の企画に参加してみよう。きっとごっつぁんなことが待っているはずだ! 押忍!

Photo Gallery No.1

10数年前の寮歌祭その1

Photo Gallery No.2

10数年前の寮歌祭その2


Photo Gallery No.3

第一応援歌「瓔珞みがく」を手振りする北沢リーダー部長(アイスホッケー)

Photo Gallery No.4

得点後の歓喜のストーム(硬式野球)

Photo Gallery No.5

第百代記念式典での演舞披露


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