VOICE -番外編- 街のオヤジさ〜んっ!!
気をつけよう!学生街の四大トラブル
1. ゴミの分別マナー
2. 自転車の運転マナー
3. アパートの騒音トラブル
4. 飲酒を伴った悪ふざけ
2. 自転車の運転マナー
3. アパートの騒音トラブル
4. 飲酒を伴った悪ふざけ
昔々、えるむ街には安い定食屋や喫茶店、古書店そして麻雀荘などが建ち並び、何十年と北大生の面倒を見続けるオヤジさんがいた。オヤジさんは穏やかに学生たちを見守る一方、人の道に外れたことには客であっても容赦はしない。しかし、月日を隔て、学生を育ててくれるオヤジさんは街から消えた。アルバイターで運営する全国系列店に変わり、無法地帯と化したのか、学生気質が変わったのか、「いったい大学は何を指導しているんだ!」と非難を受けるようになった。
そんな中、まだまだ元気な一人のオヤジさんがいる。Aさんは長らく北大前の通りでお店を経営、10年ほど前にご近所に転居されたが、今でも「街の代弁者」として地域を守っている。
例えば、町内会のゴミステーションでは、「ここはゴミ捨て場じゃないんだよ。収集までの一時保管場所なんだよ。」と80歳を超えるおばあちゃんが涙ながらに訴えているのを知り、ポイ捨てする学生たちを叱ってくれる。また、若者が運転する自転車が小学生の通学路を勢いよく通り過ぎたり、夜道を無灯火で運転したりする姿を見ては怒鳴りつけてくれる。
そんな時は大概「みんながやってることだ」と弁解したり、逆ギレしたりして逃げ去る者がほとんどだ。
そんな時は大概「みんながやってることだ」と弁解したり、逆ギレしたりして逃げ去る者がほとんどだ。
Aさんとは13年前に苦情電話をいただいてからのお知り合いだ。電話越しに一方的に怒鳴り散らす方とはちょっと質が違う。学生と向かい合って指導してくれる一方、市や区と掛け合って問題解決に取り組んでくれる。すべてが終わった後に、昨今の北大生の現状を大学に報告してくれるのだ。最近では「お茶を飲みながら昔話に花を咲かそう」と温かいお言葉をかけていただく。
昔話と言えば、Aさんがバリバリにお元気だった頃、お説教に悪酔いした学生たちが、仕返しとばかりにAさんの店先にトグロを巻いたウ○チとゲロを残したことがあった。朝方に気づいたAさんは、それを小鳥たちがついばむ様を見て「世の中、無駄はなし!!」。懐の深いAさんはやっぱり「えるむ街の偉人」である。(K)
過去記事「えるむ街の偉人」シリーズはバックナンバーをご覧ください。
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/gakumu/erumu/erumu-no92/index.htm
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