北大生御用達の秘湯温泉?宿泊料は、ザ・無料 世の中、ただより高いものはないとか、怖いものはないとか。とかく「タダ」の裏には「危険」が一杯つきまとう。しかし、今号で紹介するのは安心・安全♪ 北大生と道内の国立学校の学生のための研修施設「大滝セミナーハウス」のお話である。
北海道の南西部に位置する「伊達市大滝区」。旧「大滝村」の名称の由来は、もちろん大きな滝があるところ。「周囲を山に囲まれ寒冷な気候で積雪が多い」(ウイキペディア)と紹介されているとおり、札幌から普通列車とバスに揺られて優に4 時間は超える場所にある。
便利で早いことが望まれる現代社会に相反するようだが、昨今はゆっくりとした生活様式を唱える動きも出ている。非日常の空間でいつもとは違う不便さを楽しんだり、贅沢に時間を使ったりする人が増えているようだ。
便利で早いことが望まれる現代社会に相反するようだが、昨今はゆっくりとした生活様式を唱える動きも出ている。非日常の空間でいつもとは違う不便さを楽しんだり、贅沢に時間を使ったりする人が増えているようだ。
大滝セミナーハウスは、立派な体育館に「単純硫化水素泉」の温泉が付いて宿泊料が無料。しかも食費等の料金に3 本の缶ジュース代を加えても3 千円でお釣りが付いてくる。そんな4拍子揃った研修施設なのだが、これまでは体育系・文化系団体の合宿や研究室単位の研修旅行の利用などに留まっていた。
しかし、大滝区は、夏はノルディックウォーキング、冬はスキーマラソンのメッカであり、自然散策にも恵まれた地域である。北海道らしさを味わうために友人を誘ったり、故郷の家族を招いたりして、思い出に残る研修を企画したなら、きっとお父さんも泣いて喜んでくれるはず♪4 人以上の研修であれば多用途に利用できるので、ぜひ有意義なプランを立てて満喫してほしい。