夏になると風を切り、構内を自転車で走り回るのは気持ちのいいものです。
 敷地の広い北大では、通学や教室の移動に自転車は欠かせないものです。一方、自転車マナーについては毎年問題として話題にあがってきています。
 あなたも、一度は構内でヒヤッとした経験をお持ちなのではないでしょうか。
 今回は、「自転車マナーでつながろう」ということで、警察庁で掲載している一般的な自転車マナーから、北大でのルール、構内の事故の例などを紹介します。
 また、市民の方から数多く寄せられる自転車マナーについての苦情を紹介します。
(A子)

■ 自転車安全利用五則(警察庁)


警察庁で示している「自転車安全利用五則」によると、次の8点を守っていただくことになります。

一.自転車は、車道が原則、歩道は例外
二.車道は左側を通行
三.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
四.安全ルールを守る
五.飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
六.夜間はライトを点灯
七.交差点での信号遵守と一時停止・安全確認
八.子どもはヘルメットを着用


  このうち、一から六は特に構内で注意してもらいたいルールです。また、この他には、傘を差しながらの運転、携帯電話や携帯音楽プレーヤーを使用しながらの運転、安全確認をしないでの発進、冬期間の自転車の使用などが特に見受けられる注意してほしい点です。
  なお、構内メインストリートでは車道に自転車通行帯を左右に設け、左側通行を実施しています。
  13条門から入構規制ゲートまでは、車道が狭く自転車用の通行帯が確保できないことから、歩道の自転車走行を認めています。
  歩道を自転車で走行される際は、歩行者の安全に十分配慮して走行するようお願いします。

自転車マナーでつながろう
〜自転車はルールを守って安全運転〜
※ 悪いマナーの見本をしてくれた、ピア・サポーターの堀くん(文2)と水野さん(教育2)。普段はとてもマナーが良いですよ。


■構内事故の例


1.

  「4月中旬の午前8時30分頃、自転車に乗った学生A(2年次)が、歩道から急に車道へ出たときに、直後を併走していたタクシーの左側面に衝突し、臀部、両腕等を強打した。
 救急車で北大病院に搬送され、意識はあるが腰が痛いとのことで、高度先進医療支援センターで検査の結果、尾骨骨折の疑いと診断された。その後、整形外科を受診した結果、尾骨骨折のため、2週間の治療期間を必要とする旨診断された。」

2.

  「4月中旬の18時頃夕方、サークル会館周辺の道路で、学生B(1年次)と学生C(1年次)が自転車で正面衝突し、そのうちBが救急車で北大病院へ搬送される。原因は、複数の自転車の動きによるもの。Bは警察の現場検証を受け、Cは左鎖骨骨折が判明した。」

3.

  「5月下旬の午後13時30分頃、歯学部前のバス停で停車していた構内循環バス後部に学生D(1年次)が自転車で衝突した。Dの自転車のかごが変形しただけで怪我はなかった。事故の原因は、Dが携帯電話を使用しながら自転車を運転していたために、前方にバスが停車していることに気付くのが遅れて衝突したとのことであった。」

■クレームの例


1.

 「北大キャンパス内での自転車のマナー。今日キャンパス内の歩道を歩いていたところ前方から北大生と思われる学生の乗った自転車が突っ込んできました。
  その時こちらが不快感を表に出してしまったのが悪かったかもしれませんが、相手の自転車の学生に舌打ちされ、俗に言うガンを飛ばされました。
 キャンパス内には自転車の走行レーンがあるはずです。歩道は歩行者優先のはずです。
  学校として学生を管理する責任はあるのではないでしょうか。人様に迷惑をかけないのは常識です。そんな常識のない学生が社会に出てもらっては困るのです。」

2.

 「信号って解りますよね?つい先程、トラックを運転し、エルムトンネルを出て西5丁目で左折したところ、北大生の乗った自転車が赤信号で飛び出して来て、あやうく自分の車体にぶつかりそうになった。信号が赤でも青でも関係ない。全く信号を見ていない。どういう指導をしているのか。これからどういう指導をしていくのか。」

3.

  「昨日17時過ぎに、エルムトンネル上の遊歩道を散歩中正面方向から来た北大生の乗った自転車がいきなり進路を変え私に突っ込んできました。「どこを見て運転しているのか!」と問いただしたところ、「確かに迷惑はかけたが、こちらにもこちらの事情ってものがある」との返事。さらに詰め寄ったところ、同行の一人が「もういいからいくぞ!」と私たちの間に入ったため「まだ話は終わってない。」と彼のリュックのベルトをつかみその場から立ち去ろうとするのを制止。

■ 夜光反射材(リストバンド)配布について

学生支援課A番窓口では、夜間における自転車の交通安全運転のために、「夜光反射材(リストバンド)」を無料配布しています。(2000枚限定!)

ぜひ、お立ち寄りください。

夜間における交通事故防止のため、役立ててください!

するとさらに別の一人が私の胸を強く押し込み暴力で牽制。さらに、「110番通報するぞ!」と自分たちの非を棚上げした上でこちらを脅迫。こちらとしては別に呼んでもらって結構でしたが、結局脅しただけでした。仲間の一人が場をとりなそうとしても「謝罪の言葉ならさっき言った。だけども……」この繰り返し。「通報しないなら俺は行くよ」といったところ「どうぞ」とのことなので立ち去ったが、背後からは自分たちのバッグを蹴ったりこちらを小声で罵ったりととても反省の色は見えませんでした。」

このようなクレームには、事務部から回答をしていますが、まず第一に学生のみなさんのマナー・モラル、常識ある行動が重要です。本学では事故等を起こした学生の氏名・所属が判明している場合、口頭で事情聴取し、生活指導を行っています。




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