部活動は軽量級?
大学生活は講義や研究だけではありません。サークルやアルバイトに取り組む学生さんもたくさんいます。今回は、学生生活の4年間を部活動に打ち込んだ柔道部104代主将の保坂大希さん(法学部4年)にインタビューし、大学の部活動の素晴らしさを伺いました。
文=学生広報プロジェクト 厨川知彦(法学部4年) text:Tomohiko Kuriyagawa
柔道を始めたきっかけは何ですか
小学校を転校したのを機に、新しいことに挑戦しようとして始めたのがきっかけです。引っ越し先の近くにちょうど武道場があったので柔道を始めました。
辛かったことはありますか
柔道部に入って間もないころは練習についていけず辛かったです。普段は17〜20時くらいまで練習をしていますが、講義が18時まである日は講義が終わってから練習に合流しています。1年生の頃はただでさえ練習についていくのが大変でしたが、練習に遅れた分は自分で時間を見つけて補わなければ皆に置いて行かれるので、肉体的にも精神的にも辛い時期でした。
部活動で得られたものは何ですか
部活動に限らず、サークルやアルバイト何でも良いですが、学業以外で何か一つのことに打ち込めたのは有意義でした。大学は成長の場だと思っていて、肉体面、精神面を鍛え
て昨日の自分に勝るという経験は貴重です。また、特に北大柔道部は立ち技を主とする講道館柔道ではなく寝技が主の高専柔道のため、たとえ投げられてもそこからが勝負です。勝負への集中力や、一瞬のうちに腹をくくって相手に仕掛ける決断力は鍛えられました。また、主将として下級生に手本を示しつつ、個性を汲み取ることも心掛けました。伝えるだけではなく知ることの重要性を痛感して、それ以来良いコミュニケーションがとれて結束力も強まりましたね。
部活動で得た経験を今後どう活かしたいですか
後輩の成長に関わることに自分の成長以上の嬉しさを感じるようになりました。社会に出ても「つなぐ」仕事、「成長に携われる」仕事をしたいと思い、来年からは次の世代へ財産を繋ぐ仕事ができる信託銀行で働く予定です。
柔道部104代主将
保坂大希さん(法学部4年)
■戦歴等
全日本学生出場
ワールド・プロ日本予選3位
七大戦通算15勝(歴代最多勝星