ライバルは
猪羆(INOKUMA)新聞。
文=学生支援課 小澤敦子
text:Atsuko Ozawa
「猪羆新聞」。
構内で「ボロ羽織」や学ラン姿の男達が配布しているのを見たことはあるだろうか?
この新聞、応援団員が、精魂込めて発行しているものだ。
応援団は様々な企画を考えて活動しているが、その中で企画を実行するのが、今から36年ほど前に設立された「猪羆社」である。「猪羆社」から出版されている新聞なので、「猪羆新聞」と言う。
広報誌「えるむ」編集者は、いつもこの新聞の熱さに負けない気持ちで紙面作りをしているが、敵を知らなければ、勝つことが出来ない、ということで…
「猪羆社」社長
熊谷 良介くん
(教育学部2年)
前社長
北沢 毅くん
(農学部2年)
ライバル「えるむ」に闘志を燃やす二人
(左から熊谷くん・北沢くん)
紙面作りにかける想い
Q&A
Q1.どこで配布していますか。
A.高等教育推進機構( 教養棟)前、中央食堂、クラーク会館などですね。今は、13条門から入った通りに「男新聞」という形で設置もしています。昔は、トイレの壁に貼ったりもしていたんですよ。「ボロ羽織」や学ランなど、応援団員が配っています。
Q2.紙面構成はどのように決まりますか。
A.主に、大会に向けてと、大会の結果についての記事です。必要に応じて、年間20回くらい発行しています。―今年度は七大戦の主管校ということもあり、七大戦関連の記事が多かったですね。
Q3.記事は誰が書いていますか
A.団員で手分けしています。それぞれの個性を重視しています。絵も、手書きです。
Q4.一度に何部印刷していますか。
A.だいたい500〜600部です。無くなったら、追加しています。
Q5.工夫している点は。
A.まず、受けとってもらうための、インパクトです。それから読みやすさです。書く側も、読む側も印象に残るので、手書きにしています。
Q6.猪羆新聞にかける想いを聞かせてください。
A.この新聞は、配布数などすべてにおいて、北大シェアNo.1だと思っています。「1万人の都ぞ弥生」ではないですが、北大生1万人に読んでもらっていると自負しています!まだまだ「えるむ」には負けませんよ!
とにかく熱い。この新聞の熱さは応援団の熱さに通じている。
一度応援団の演舞を見た人は必ず魅了され、いまでは密かに応援団を応援する会もあるという噂があるほどだ。
広報誌「えるむ」も応援してほしい今日この頃である。
力強い二人にたじたじの「えるむ」編集者
応援団・応援吹奏団による「お礼会」の開催
本学を主管として開催された第50回全国七大学総合体育大会に際し協力した学務部職員に対し、応援団・応援吹奏団のみなさんから去る11月2日、お礼がありました。
体育館前での演舞にはじまり、参加した全員で円陣を組み、都ぞ弥生斉唱で終わりました。
お礼の品も贈られ、いまでは学務部事務室の顔となりつつあります。
お礼の品
(こんな気配りが出来る部分も、負けられないですね)