私って、血の気が多いのかしら
献血活動の勧め
気になる方はこちらを検索→札幌学生献血推進協議会「トマトクラブ」
経済学部4年 角田 藍美さん
何型? とかく血液型はグラスを傾けた時の常套句となるが、種類ではなく量に関するお話をひとつ。
経済学部4年の角田藍美さんは、血の気の多い女性である。すぐキレル女のことかと思いきや、物事に対する意欲や気概が盛んな女性として彼女を紹介したい。
彼女は、北大入学後、自分の意欲が停滞していることに気づき、他大に入学した親友が献血活動のボランティアをしていることに刺激され、同団体「トマトクラブ」に加入した。
しかし、すぐに活動内容に物足りなさを感じた。自分からどんどんと意見を出すようになり、やがて、斬新なアイデアとやる気が皆に認められ、団体の代表となった。昨年は全国の代表を務めるまでに成長した。いまでは後輩たちに役職を譲ったが、今後もメンバー全員が楽しみ、やる気がもてるような団体になれるよう貢献したいと話す。
いま、若者の献血離れが叫ばれて久しい。彼女たちは昨年、サマーキャンペーンと称し、札幌市内の専門学校の協力を得て、献血者にネイルアートをプレゼントする企画を発案、大評判となり、期間中の29歳以下の献血率が50%を超えた。
「いままでの活動では目標を忘れがちだったけれど、学生ならではの企画で、これからは若者の献血率の向上を目指します」と一層目を輝かせた。
一方、彼女はMr.&Ms.HokkaidoUniv.の活動を始め、子どもの時から大ファンであったコンサドーレ札幌にMr.&Ms.の受賞学生を「広報大使」として売り込むなど、その行動力はますます止まらない。「今年は留学したい。まずは2ヶ月オーストラリアへ。帰国後はバイトで資金調達。そして次の国へ。でも、やりたいことがコロコロ変わるからどうなるかな(笑)」献血を繰り返しても、血の気はますます盛んだ。
昨今の若者の中では、北大生は意外と献血活動に活発である。これまで男女ラクロス部や体育会が日本赤十字から表彰された。新入生の皆さんには、合格まもない縁起のよい血をぜひとも皆に分けてもらいたい。