メインストリートからサークル会館を目指して歩いて行くと、ホッケー・ハンドボール場と陸上競技場に挟まれた場所に「遺跡保存庭園」があります。ひっそりとした雰囲気の中に時代の変遷を感じることができます。
この遺跡は、昭和27年に一部が調査され、古代の村落であることがつきとめられ、奈良時代から平安時代にかけての竪穴住居跡が多数残っています。
現在はそのほとんどが完全に埋まり、地表からは見えなくなっていますが、竪穴住居のくぼみは残っており、見た目にも確認することができます。
ここには、中央ローンから続くサクシュコトニ川※1が流れており、この川にいたサケなどの魚を捕って生活していた人々の姿が想像できます。
遺跡保存庭園には、いまは草花は多くありませんが、春になるとキバナノアマナの黄色い花が咲き誇ります。
※1サクシュは「浜(この場合は豊平川の意味)の方を通る」、コト二=琴似は「くぼ地」の意味です。

遺跡保存庭園からサークル会館の方に歩いて行くと、平成ポプラ並木を散策できます。
平成ポプラ並木は、平成12年10月18日に行われた北大創基125周年を記念した植樹祭によって植裁されました。なお、第1農場内にあるポプラ並木は、平成16年の台風の影響で倒れたため、現在通行止めになっています。
平成ポプラ並木から南方面を眺めると農場の先にJRタワーや藻岩山を望むことができます。

文=学生支援課 小澤敦子 text:AtsukoOzawa

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