この世界の中で他の誰よりも、天気予報に敏感な人たちが居る。
それは飛行機のパイロットでも、遊び盛りの小学生でも、気象予報士でもなく、「ホームレス」と呼ばれる路上生活者の方々である。常に天候によって、今夜の寝床が左右されてしまう。
私は彼らの気持ちが少しでも知りたくて、昨夏の東京で野宿をしてみた。意外と寝床が見つからない。明るすぎたり、人目が気になったり、雨風がしのげなかったり。
東京というマチが、私を寝かせなかった。2人掛けのベンチの真ん中に横たわる手すりから、あんなに悪意を感じたことはまだ、ない。
(堀)
それは飛行機のパイロットでも、遊び盛りの小学生でも、気象予報士でもなく、「ホームレス」と呼ばれる路上生活者の方々である。常に天候によって、今夜の寝床が左右されてしまう。
私は彼らの気持ちが少しでも知りたくて、昨夏の東京で野宿をしてみた。意外と寝床が見つからない。明るすぎたり、人目が気になったり、雨風がしのげなかったり。
東京というマチが、私を寝かせなかった。2人掛けのベンチの真ん中に横たわる手すりから、あんなに悪意を感じたことはまだ、ない。
(堀)
第141号/2012年12月発行
■編集・発行
北海道大学学生委員会
(広報誌「えるむ」編集部会)
■制作・印刷
総合商研(株)
■お問い合わせ
北海道大学学務部学生支援課
011-706-7454(小澤)
■北海道大学ホームページ
http://www.hokudai.ac.jp
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