「えるむ」で募集していた新しい題字が決まりました。選ばれたのは文学部新3年の佐藤淳君の作品で,今号からの登場です。
なお,2月19日(木)佐藤君に対して中村副学長から記念品の贈呈が行われました。
パソコンで作成したという佐藤君の作品は,「えるむ」という文字が描き文字風に描かれていて,活字の持つ「硬い・冷たい」特性もなく,また毛筆体のように和的要素の強いものでもなく,現代の若い世代が受け入れやすく飽きのこないものであること,また左側にデザインされた楡の葉が北大らしさを醸し出していて,全体的に完成度の高いものでした。
応募総数は20点。北大の雰囲気を表わしたイラストを背景にしたもの,得意の筆で徹夜で仕上げたという毛筆書体のもの,年賀状で使ったゴム版を再利用したもの,中には,参加賞狙いでは(?)と思われるようなものなどもありましたが…(失礼)もう一工夫すれば採用に至ったと思われるものもいくつかありました。また,一人で何点も応募してくれた熱意の伺える学生や「作品を考案し仕上げる中で,改めて大学と自分の関係を見つめ直す機会に恵まれた」といったメッセージを送ってくれた学生もいました。
そういう事もあって,今回,より親しまれるよう,より関心を持ってもらえるように実施した題字募集については,意味のあるものであったと思っています。
これからの「えるむ」は題字だけに限らず,「学生のための広報誌」である事を強く打ち出し,より多くの学生の手に取ってもらえるよう内容充実に勤めていきたいと考えています。