
女の子には言わせないの?とご意見をいただいたためこのコーナーのタイトルを「俺に言わせりゃ」から「VOICE(ボイス)」に改めました。
今回は大学院生特集〜学生生活実態調査から
教育環境改善等についての要望・意見は、高等教育機能開発総合センター庁舎内の学務部教務課カウンターに設置してある投書箱「学生の声」または学務部学生課(学生相談・広報担当)までお寄せください。
外国語教育
- 修士、博士と研究がより専門家、高度化していく上で、やはり海外にまでその視野を拡大すべきであり、またせざるを得ないのは明らかな事実である。そこで、どうしても外国語をマスターすることは重要であり、これをなくしては研究者として研究に関するばかりでなく、世界から孤立してしまう感さえある。
しかし、周知のように、日本の外国語教育はある意味独特であり、特に会話などに関しては他の教育機関などを利用せざるを得ない。(かなり自分を棚に上げているが)
そこで提案であるが、北大の外語教育の一貫として、例えば英会話教室のようなものを設けてみてはいかがでしょうか。語学的な意味以上に文化的な交流の場が生まれればと最近考えている。(理DC1男)
- (自分自身の反省と学生実習を受け持った経験から)少なくとも研究をする上で、現実的に役に立つ講義も教養部でやってほしい。特に英語と日本語(文章作成、読解)。(理DC4男)
- 外国との研究交流の妨げになるのは、やはり英語でしょうから、学部、院でも英語教育の拡充が必要でしょう。特に、外国の先生とのディスカッションができる場がもっとたくさんあれば、英語の上達はもちろん刺激にもなるでしょうから、単位として認めてはどうかと思います。(理DC4男)
研究スペース
- 研究施設、特に研究活動を行なうスペースが狭すぎる。
大学院生になっても、個人の机があたえられる空間が研究室にないというのはかなりひどい状態といえるのではないでしょうか。又、実験室も狭く、学生全員が実験室で一斉に実験すると、一人当たりの実験スペースが机半分になってしまい、非常に実験がやりにくい。(地環MC1男)
授業選択
柔らかい頭
- 自分の研究もまともに進んでいないのに生意気なことを書きますが、大学というのはもっと柔らかい頭をもって研究すべき場所だと思います。社会のニーズに応える事も必要ですが、もっと広い視野をもって新しい概念(?)みたいなものにチャレンジしていく姿勢が大切なのではないでしょうか。他の研究機関ではそのような研究は難しいでしょうから。(農MC2男)
自習室他
- 土、日も自由に使える自習室を増やしてほしい。他大学との学生交換、留学制度を充実させてほしい。(理MC2男)
24時間開構とTAの枠拡大
- 文学部の院生だが、文学部構内への立ち入りを24時間自由にしてほしい。学会前や実験の準備をしている時など、出入りが自由だと非常に助かる上に、研究の能率も上がる。TAの枠もぜひ拡大してほしい。
この2点は院生ならだれもが実現されることを強く望んでいるが、ちっとも改善されない。みんな本気でこの2点が改善されることを望んでいます。ぜひ何とかしてください。
(文DC1男)
樹木の保護と夜間の入構
- 樹木を伐採して道路を作るときなど、学内の環境が大きく変わるような場合は広く、学生の意見に耳を傾けてほしい。
北大関係者ならば、学生証を利用するなどして、24時間校内に入れるようにしてほしい。このような調査をおこなったからにはその結果をきちんと私たちに還元してほしい。(農MC2男)
机・飲料水・歩道
- 法学部修士1年の机をいわゆる読書机から平らな机にしてほしい。今のままだとパソコン(デスクトップ)が置けずに苦労する。
法学部の水(水道から出る水)は果して飲めるのでしょうか。現在は1度沸騰させてから使用しているが、生のままでは飲めないのだろうか。
いわゆる「道路の掘り返し」だけでなく、歩道のロードヒーティングも考えてほしい。また雪解け期の水はけ(排水)環境もしっかりさせないと春先はまともに道路を歩けない。(法MC1男)
シャトルバス
- 学内にシャトルバスを運行してほしい。(薬MC1女)
学部一貫教育
- 「学部一貫教育」と言いながら、1年生と2年生以上の交流が果して本当に促進されているのか?双方が互いに相手の情報を入手しづらい状況に変わりなく、かえって「学部」ごとの意識で凝り固まってしまう可能性もあるのではなかろうか。(法MC1男)
学生生活実態調査
- 「無作為抽出」していますか?
私の講座の学生全員にアンケートが来ています。
(地環DC1男)
- このアンケートに答えた結果、私たちの生活は(研究環境等)何か改善されるのか?
このアンケートをもとに北大のかかえる諸問題が何なのかわかるのか?
これまでにわかったとして、何か改善できたのか!?
無駄なところに金をかけるな!
もっと研究環境の整備に努力しろ。
何も実行できないのなら、こんなアンケートやめてしまえ!
(薬DC1男)
情報・講義etc
- マネージメントやリーダーシップといったビジネスに関する情報が入りにくいと思います。企業実習の実施や経営コンサルタントの特別講演、企業との技術者との交流などがあれば、学生も活性化すると思います。
講義が一方通行に感じます。ずーと昔からこのスタイルが変わっていないのではないでしょうか。双方向になれば、さらに多くの事が得られると思います。
工学系の学生は将来、技術開発に進む人が大勢いると予想されます。すでに開発は技術優先ではなく、ニーズの動向や市場性、国際社会とのかかわりが大きく影響しています。学生にこうしたビジョンの材料をさらに多く提供してほしい。
最後に昨今政治の場で、大学改革を論じているようですが、北大のスタッフは良くやっていると思います。課題をクリアーして更に発展しますように。(工DC1男)
理科教育
- 日本はその高度な工業技術力で世界の一流国の仲間入りを果たしたにもかかわらず、現在若者の理系離れが進み、その基盤が揺らぎつつあると思う。それは、現在の中高生に理学・工学がいかに面白く、大切であるかが全く伝わっていないからだと考えられる。そこで、国立大学は中学・高校などで講演会などを開いて上記のことをもっと伝えるべきだと思う。研究室への体験入学はその点からも非常に良い試みであると思う。(工DC2男)
編入学
- 編入試験をもっと行ってほしい。自分の専攻を決めてからも勉強をつづけているうちに異なった分野に挑戦したくなった人たちがもっと自由に勉強できるようにしてほしい。
(薬DC1男)
院生研究補助費
- 講座費に別枠として「院生研究補助費」を設けてほしい。これは大学院生の学会旅行費・サンプリングに目的を限った予算である。私の所属する講座は、本学屈指の音に聞こえた貧乏所帯で、学生の研究活動および研究発表は全て学生の私費で行われている。日本の、そして世界の魚類分類学における雄たる本講座で行われ、北大の名声をいやが上にも高めている研究実績の数々は、実に大学院生の血によってあがなわれているのである。(水産DC3男)
- 本大学が北海道に所在しているために学会等の研究活動を行う場合、他の地域(東京など)の研究者よりも交通費がかかり、数多くの学会等に出席することが難しい。そのため研究活動等の資金援助が必要であると考えられる。(工DC1男)
人的交流
- 国内外の研究機関との技術や情報、人の交流(留学)等にある程度積極的に乗り出してほしい。はっきり申せば、北大は研究については情報の過疎地に近い。他大学との交流が関東、関西圏に比べ非常に少なく、私信等の活用が少ないため論文や学会への未発表の最先端情報の交換がない。論文や学会等で発表されてから、わたわたするので、実質的には情報が1年以上遅れる。これでは最先端でのしのぎを削るような研究はまず望めないとみて間違いなかろう。これはうちだけの講座にいえることでしょうか?(薬DC1男)
冬期夜間入構証
- 冬は、データの解析等によって夜中12時過ぎになることがしばしばあります。夜中では、JRも走ってないし、結局歩くか(1時間くらい)、タクシー(1,000円以上かかる)で帰ることになります。そのため冬期は、夜7時ごろに家に戻って8時くらいに車で学校に来て研究するはめになるのが現状です。せめて冬期だけでも、車の登校を許してほしいと思います。(理MC1男)