札幌市の調査によると,交通事故で死傷する市民は,年間149人に1人の割合(※)になるとのことです。
特に若年層(25歳未満)に限ると,60人に1人が交通事故の第一当事者になっています。この事故率を北大生に換算すると毎年290人が事故をおこすことになります。若年層がおこす交通事故の特徴のひとつにスピ−ドの出し過ぎがあげられます。その他,目的地から帰る途中の事故も多くなっています。 交通事故の加害者となった場合には,被害者の人生を一瞬にして狂わせるだけではなく,本人は多大な代償をはらうことになります。くれぐれも無理な運転は避けてください。 (※札幌市・札幌市交通安全運動推進委員会発行「安全へのメッセ−ジ」から転載) |
●●北大生がかかわった交通死亡事故●● | |
平成8年 | 大学院生 酒気帯び運転,赤信号を確認せず交差点に進入,進行してきた車を避けようとハンルを切り,ガ−ドレ−ルに接触,同乗者が1名死亡,1名負傷。 |
平成8年 | 学部生 友人に会うため時速140kmで車を走行,横断歩道を渡る歩行者を確認,ブレ−キをかけたが操作不能になり,歩行者を跳ねた。歩行者は即死。 |
平成9年 | 学部生 交差点で左折するためミラ−で後方を確認し,前方に視線を戻した瞬間,自転車を押して横断歩道を渡る歩行者を発見,避けようとしたが避けられず跳ね,死亡させた。前方不注意。 |
平成10年 | 学部生 信号機のない交差点で自転車をおり車の通過を待っていた歩行者を避けきれず跳ね,死亡させた。スピ−ドの出し過ぎ。 |
新入生を迎え,各クラブやサ−クルでは様々なイベントが企画され,お酒に接する機会が多くなります。体質的にお酒を受けつけない人もいます。飲酒の強要は絶対に止めてください。また,周りの雰囲気で一気飲みをしたり,強要することも止めてください。 一気飲みで死亡事故が起こり,危険性については各方面で取り上げられて来ました。 「毎年のことだから」とか「伝統だから」などといって,お酒については安易に容認する風潮がありますが,一気飲みや飲酒強要は社会儀礼の範囲を越えた一つの犯罪とみなされています。 お酒を飲んで大騒ぎすることが大学の伝統ではありません。 |
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