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学術振興会の21世紀COEプログラムに関するホームページにこの計画の意図が次のように明示されている。『本プログラムは「大学(国立大学)の構造改革の方針(平成13年6月)に基づき、平成14年度から文部科学省の新規事業として「研究拠点形成費補助金」が措置されたものです。このプログラムは、我が国の大学が世界のトップレベルの大学と伍して、教育及び研究水準の向上や世界をリードする創造的人材を育成していくために、競争的環境を醸成し、学問分野ごとに世界的な研究教育拠点の形成を重点的に支援することにより、活力に富み、国際競争のある世界最高水準の大学作りを目的としています。』この方針のもとで、10分野を設定し、平成14年度は「生命科学」「化学、材料科学」「情報、電気、電子」「人文科学」「学際、複合、新領域」の5分野の公募があった。全国的には5分野に163大学から464件の申請があり、50大学113件が採択された。 本学では、総長を委員長に21世紀COE推進会議を設置し、学内から公募のあった5分野について審査し、5つの公募全分野に申請した結果、左記4件が採択された。今日の重要な研究・教育課題である生命科学、情報科学、環境科学、心理と社会を扱った人文科学の拠点が形成されたことになる。本学として、COE拠点にたいして全学的見地から研究室、人事面、資金等で出来るだけの支援を考えている。平成15年度には「医学系」「数学、物理学、地球科学」「機械・土木・建築、その他工学」「学際、複合、新領域」の5分野の公募が予定されている。本学としても全分野に強い拠点を申請する。 平成16年に国立大学法人に移行することで、大学の教育研究に関わる運営に自由度が増すことになる。その中で優秀な学部・大学院学生を受け入れることが最も重要な課題になる。本学においても大学の基本は教育にあることを常に自覚し、学生が魅力を感じる教育プログラムを提供することが喫緊の課題である。そのためにもCOE拠点等での優れた研究成果のもとで、学部から大学院にいたるまで、北大にしかない特徴的な教育プログラムを作り上げる必要がある。 |