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大久保正彦名誉教授が日本畜産学会功労賞受賞

大久保 正 彦(おおくぼまさひこ) 氏大久保 正 彦(おおまさひこ) 氏

 本学名誉教授大久保正彦先生は平成14年3月28日,(社)日本畜産学会第100回大会において,「畜牧体系学および家畜栄養学における研究推進と後進者の育成」に対する功績により学会功労賞(西川賞)を受賞されました。この賞は(社)日本畜産学会が西川畜産奨学財団からの寄付を受け入れ,設けられたもので,畜産の発展及び後進者の指導育成に関し顕著な業績をあげた個人又は団体に授与する賞であり,大久保正彦先生はその第1回受賞者であります。
 大久保正彦先生は昭和36年10月から平成14年3月まで本学農学部・大学院農学研究科の助手,助教授,教授として,主に反芻家畜について飼養学的及び畜牧体系学的研究を続けられました。
 これらの研究成果は126編の学術論文,9編の著書及びその他資料22編として公表されております。このほか,先生は(社)日本畜産学会理事(平成9年〜現在),日本草地学会評議員(平成9年〜現在),日本養豚学会評議員(昭和63年〜現在),日本草地学会編集委員(平成元年〜平成11年),畜産学教育協議会会長(平成9年〜平成11年)を務められ,斯界の発展に大きく貢献されました。
 大久保先生は後進の育成にも熱意を揮ふるわれ,先生が在任中に指導に携わった学部及び大学院卒業生のうち,22名が国立・私立大学教官として,17名が国立公立研究機関の研究員として活躍中であります。国際的な研究協力についても精力的に取り組まれ,黒竜江省の酪農発展に貢献した功績から平成10年に中国政府から外国人を表彰する「友誼賞」を受賞しておられます。
 今回の受賞はこうした一連の功績に対するものです。

(農学研究科・農学部)