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獣医学部創立50周年を祝う

あいさつをする中村総長
あいさつをする中村総長
 獣医学部は,昭和27年4月に農学部から独立し,日本における唯一の国立大学獣医学部として設置され,今年,創立50周年を迎えました。
 これを記念して,6月10日(月)京王プラザホテル札幌において,記念式典,記念講演会及び祝賀会が行われました。
 記念式典は,午後4時から学内外の来賓,獣医学関係大学・団体,名誉教授,同窓生,教職員など約250名が出席し,喜田獣医学研究科長が式辞で我が国,本学における獣医学教育の歴史を振り返るとともに,「地球の自然・環境の悪化に伴って動物由来感染症の出現頻度が高まっており,その予防と制圧対策を確立しておくことは極めて重要な国家課題である。研究科一丸となって真理を探究し,もって国家社会に貢献し,人類の福祉に寄与すべく力を尽くして参りたい。」と力強く決意を述べました。中村総長から,これまでの獣医学部の教育研究の貢献を評価するとともに激励と支援を表明する旨のあいさつが述べられました。続いて,工藤智規文部科学省高等教育局長,須賀菊仁農林水産省生産局長(松原兼一大臣官房審議官代読)の祝辞を頂き,獣医学部創立50周年記念事業後援会に感謝状が贈呈され記念式典が終了しました。
 記念式典後に行われた記念講演会では,唐木英明東京大学大学院農学生命科学研究科教授により「我が国の獣医学教育の問題点と将来」並びに山城茂人ゲルフ大学オンタリオ獣医科大学準教授により「北米における獣医学の現状と国立大学の改革」と題して講演が行われました。
 記念講演会後,午後6時から記念祝賀会が開かれ喜田獣医学研究科長のあいさつに次いで,加藤清雄酪農学園大学獣医学部長,五十嵐幸男日本獣医師会会長,金城俊夫同窓会代表らが心のこもった祝辞を述べました。
 前出附属家畜病院長の説明により「昭和27年7月18日に本学の中央講堂で行われた獣医学部開学記念式典の記録フィルム」のビデオ映写が行われ,出席者は懐かしく見入っていました。
 来賓による樽酒鏡割り,井上副学長の発声で乾杯し,祝宴に入り歓談しました。
 祝宴は,藤田副学長の前口上に続き,全員で「都ぞ弥生」を斉唱し,閉会しました。
 6月11日(火)から14日(金)の4日間,獣医学部創立50周年記念市民公開講座「人と動物の未来を拓く獣医学−獣医学と社会との関わり−」を遠友学舎で行われ大勢の市民が参加しました。
 公開講座の期間中遠友学舎において,獣医学部50周年の歩みがパネルで紹介されました。

(獣医学研究科・獣医学部)

式辞を述べる喜田研究科長 樽酒鏡割り
式辞を述べる喜田研究科長 樽酒鏡割り
都ぞ弥生斉唱「藤田副学長の前口上」 全員で都ぞ弥生斉唱
都ぞ弥生斉唱「藤田副学長の前口上」
全員で都ぞ弥生斉唱