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電子科学研究所附属「ナノテクノロジー研究センター」設立開所式典等を挙行

式辞を述べる下澤所長
式辞を述べる下澤所長

  6月22日(土)午後2時から,札幌全日空ホテル「鳳の間」において電子科学研究所附属ナノテクノロジー研究センターの開所式並びに記念講演会が執り行われました。式典では,下澤電子科学研究所長から開会のあいさつとセンター設立経緯の説明があり,中村総長のあいさつにおいては,創成科学研究機構等との連携のもと,全学のナノテクノロジー推進のセンターとして北キャンパス地区に研究棟の建設が始まっている旨紹介がなされました。
 引き続き,ナノテクノロジーを含む科学技術重点課題策定時の文部科学大臣,町村信孝衆議院議員(代理 佐藤健治札幌事務所長),堀達也北海道知事(代理 山本邦彦北海道総合企画部部長),佃政芳北海道経済産業局産業部長,廣重力科学技術振興事業団研究成果活用プラザ北海道総館長,雀部博之千歳科学技術大学学長から祝辞を賜りました。
 また,遠藤昭雄文部科学省研究振興局長,理化学研究所フロンティア研究システム,などからの祝電披露の後,下村政嗣ナノテクノロジー研究センター長より,北海道大学におけるナノテクノロジー研究の現状と本センターの特徴である「自己組織化」と「ボトムアップ方式」などについて説明がなされました。
 式典終了後,同会場において開所式記念講演会が開催されました。武笠幸一工学研究科教授による文部科学大臣賞受賞記念講演「磁気顕微鏡の研究−マイクロメータからナノメータの世界へ−」に引き続き,魚崎浩平理学研究科教授から「アメリカにおけるナノテクノロジー研究の現況−Lawrence Berkeley研究所での計画を中心に−」と題したナノテクノロジー海外動向調査報告がなされました。式典,講演会には学内外より約200名の参加があり,盛会でありました。
 開所祝賀会は,同ホテル「白楊の間」にて執り行われ,福迫尚一郎札幌市助役,田村正秀北海道立衛生研究所所長,広瀬武夫財団法人北海道科学技術総合振興センター専務理事の祝辞に続き,藤田正一副学長の音頭で乾杯が行われました。今村陽一フォトニクスワールドコンソーシアム理事に引き続き福井孝志本学量子集積エレクトロニクス研究センター教授,荒磯恒久先端科学技術共同研究センター教授,五十嵐靖之薬学研究科教授,高橋保触媒化学研究センター長から,それぞれ,産官学連携,異分野交流の重要性,北キャンパスの更なる展開,など北海道大学の将来展望を含めた祝辞披露の後,前電子科学研究所長 井上久遠名誉教授の乾杯で盛会の内に会を閉じました。

(電子科学研究所)

あいさつを述べる中村総長 センターの概要を説明する下村センター長
あいさつを述べる中村総長 センターの概要を説明する下村センター長