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法人化後における大学戦略検討ワークショップを実施

 総長補佐会では,「北海道大学の法人化後における全学的な研究推進体制及び大学運営体制について検討する」ことを目的として,平成14年6月28日(金)〜6月30日(日)の3日間(2泊3日),小樽市朝里川温泉にあるマリンヒルホテル小樽において「法人化後における大学戦略検討ワークショップ」を開催しました。本ワークショップの参加者は,副学長3名,総長補佐11名,事務局長,総務部長,経理部長,学務部長,施設部長の計19名で,これに研修庶務担当として総務部企画室の5名が加わりました。またプロデューサーは中村総長,ディレクターは井上副学長,タスクフォースは吉田総長補佐と高橋総長補佐,コンサルタントは徳永副学長,藤田副学長,齊藤事務局長が務めました。
 本ワークショップでは,「大学運営体制について」(主題1),「研究推進体制について」(主題2),及び「21世紀COEへの対応について」(主題3)という具体的課題を設定し,1)ミニレクチュア,2)研修参加者をA,B,2つのグループに分けてのグループ作業,3)発表・質疑応答ならびに全体討論,4)まとめ,の1)から4)を半日単位で繰り返すという形式で行われました。ミニレクチュアは,第1日目の午後(井上副学長)が「(1)法人化の報告,(2)現在の意思決定機構について」,第2日目の午後(藤田副学長)が「本学における全学的な研究推進体制」,第3日目の午前(井上副学長)が「21世紀COEへの具体的取組みについて」の内容で行われました。また,第1日目の午後には,監査法人による「法人化後における大学運営体制」についての講演を聞きました。これらのミニレクチュア及び講演を受けて各グループでは,1)現在の大学運営及び研究推進体制の問題点,2)その問題点を解決するための組織の在り方,3)具体的な組織体制改革案の作成と,順次ステップ・アップする方式で検討を重ねました。
 第1日目が14時30分から22時30分,第2日目が9時から22時30分,第3日目が9時から12時と,長時間かつ過密なスケジュールで行われ,参加者全員かなり疲労困憊しましたが,北海道大学における教育研究組織に関する各自の理解が一段と深まるとともに,今後,総長補佐会において,北海道大学における法人化に向けた取組み,大学運営及び研究推進体制の在り方についてさらに深く検討し,これを具体化するための共通基盤が得られるなど,非常に有意義なワークショップでした。

(総長室)

グループ作業 発表・質疑応答
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発表・質疑応答