今年で12回目となる交流事業「ホリデー イン 日高」は,7月13日(土),14日(日)の2日間,21カ国128名の外国人留学生とその家族が参加して日高町において開催されました。この交流事業は,留学生たちが日本の伝統的な祭りを体験し,地域住民との触れ合いを通して地方の生活・文化を学び,世界各国の人々が日高で友好の輪を拡げることを目的として,本学と独立行政法人国立日高少年自然の家との共催により実施しているものです。
1日目は,「出会いの集い」に始まり,祭りに参加するため盆踊りの練習を行ってから,みこしを担いで祭り会場までパレードをしました。20年ぶりに復活した盆踊り町内パレードでは,日高観光音頭のリズムに乗って町民と一緒に踊り,汗を流しました。
祭り会場となった“びらパーク”は,例年どおり出店が軒を並べ,ステージ上では伝統的な木遣りと山岳太鼓の共演,よさこいソーラン祭りに参加した日高町民による「ひだか樹魂舞」がビートの効いた音楽に合わせて力強く披露されました。
最後は沙流川べりで,200発の花火が打ち上げられ,暗闇に咲く光の花に留学生たちは歓声をあげていました。祭り会場から宿泊先までの帰り道,子供たちにちょうちんを持たせると,初めて手にする提灯の灯りを楽しむかのようにユラユラさせながら,少年自然の家に向かいました。
2日目は,「朝の集い」で始まり,ミャンマーの留学生から「昨日は,観るもの聞くものがとても楽しかった。今日も祭りを楽しみたい。」との言葉がありました。
国立日高少年自然の家では,毎年,留学生に喜んでもらおうと行事を企画しており,今年は,函館市の「こぶし座」による太鼓の連打,獅子舞いなどの演技が披露されましたが,日本語が良く理解できない留学生も充分楽しんでいるようでした。その後,留学生たちは,祭り会場“びらパーク”に移動して,各種のゲームに参加し楽しみました。「別れの集い」では,参加者を代表して,カンボジアの留学生から,この事業を企画した関係者に対して感謝の言葉が述べられました。
両日とも天候に恵まれ,日高の雄大な自然の中で繰り広げられた祭りを通して,地域との交流を深め,参加者同士の友情を深めることができた2日間でした。
(学務部留学生課)
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