部局ニュース

思い出も缶に詰めて……
〜大学Jr.サイエンス&ものづくり
「缶詰づくり体験からミクロの世界へ」を実施〜

 平成14年度「大学地域開放特別事業(大学Jr.サイエンス&ものづくり)」の一環として,水産科学研究科・水産学部では7月29日(月)(夏季休業期間中)実習工場及び研究棟において「缶詰づくり体験からミクロの世界へ」と題し,実際の缶詰づくりと細菌についての学習を行いました。
 参加対象者は函館市及び近郊に住む小学校4〜6年生で,29名の参加者があり,山内研究科長から「缶詰づくりの体験を通し,今日1日楽しく学習してください。」とのあいさつを受けて,缶詰づくりなどに挑戦しました。
 缶詰づくりでは,魚の裁き方や缶に蓋をする行程にドングリ目をし,自らの手で魚を缶に詰める作業に悪戦苦闘していました。
 蓋をした缶詰の殺菌時間を利用して,電子顕微鏡をのぞきながら身近な食品の中で役に立っている細菌(酵母,カビ),食中毒の原因となる細菌,魚の病気を起こす細菌の観察,また,魚類,海獣などの標本見学を行いました。
 ニタリクジラの骨格標本前では「うわ〜大きい」,ラッコ親子の剥製前では「かーわい〜」などと歓声を上げていました。
 ちびっ子たちは,大学院生のリーダーのお兄さんお姉さんと一緒にカツカレーを食べた後,缶詰づくりの付録で作った“タイムカプセル缶”と実習で作った“鮭缶”をお土産に,お腹も鞄もいっぱいにしてニコニコ顔で帰っていきました。

(水産科学研究科・水産学部)

細菌などの話を聞く小学生 参加者と大学院生リーダーの記念撮影
細菌などの話を聞く小学生
参加者と大学院生リーダーの記念撮影