このたびクラーク会館において,下記のとおり「パイプオルガンによる講演と演奏の集い」を開催いたします。講演者は洗足学園大学・山梨英和大学講師の藤原一弘氏で,御夫人の藤原憲子氏が演奏されます。
藤原一弘氏は1985年に獨協大学外国語学部を卒業,その後東京古典楽器センターでチェンバロ調律師をされ,1987年に立教大学大学院文学研究科組織神学専攻に入学,1990年に博士前期課程を修了,1994年に博士後期課程を退学されました。1991年から1998年までドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてテュービンゲン大学音楽学研究所ウルリッヒ・ジーゲル教授の下で音楽学の研究をされ,現在は洗足学園大学音楽学部ほかで講師,また明治学院大学キリスト教研究所研究員としても活躍されています。
御専攻は音楽学で,特にバッハをはじめとする古典音楽を楽理・神学・哲学的な側面から研究されています。1991年にはわが国の音楽学の分野では最も権威ある賞の一つである辻荘一賞を立教大学から贈られています。
藤原憲子氏は1980年に武蔵野音楽大学を卒業,1993年から1995年までドイツ・テュービンゲンで教会音楽家(オルガニスト)養成クラスに学び,バーデンヴュルテンベルク州エントリンゲンの聖ヨハネ教会オルガニストを務められ,ドイツ各地でオルガニスト,チェンバリストとして多数の演奏活動をされ,帰国後もユビラーテ奏楽者の会会員として演奏活動を続けておられます。
今回の催しは全学教育科目「芸術と文学」の一つとして9月17日〜20日にクラーク会館にて開講される講義「オルガンとその音楽起源からバッハまで」の講師として藤原氏が来学されるのを機に実現することになったものです。
学生,教職員等多数御来聴くださいますよう御案内申し上げます。
記
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日時 |
2002年9月20日(金) 午前10時30分〜12時 |
場所 |
クラーク会館講堂 入場無料 |
お話 |
藤原一弘(洗足学園大学・山梨英和大学講師) |
演奏 |
藤原憲子 |
主催 |
北海道大学大学院文学研究科・文学部 |
共催 |
北海道大学パイプオルガン研究会 |
演 奏 曲 目
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F.クープラン |
「修道院のミサ」から |
H.シャイデマン |
「主キリスト,神の独り子」 |
C.リッター |
ソナタ ニ短調 |
G.ベーム |
「尊き御神の統べしらすままにまつろい」 |
J.S.バッハ |
「われ汝に呼ばわる,主イエス・キリストよ」 |
プレリュードとフーガ イ短調 ほか |
(文学研究科・文学部)
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