経済学研究科では,「職業会計人専門能力向上プログラム」の一環として,10月17日(木)2名の講師を招いて「変革の時代の会計・監査制度と公認会計士」と題する特別セミナーを開催しました。
本セミナーは,本年2月に開催された特別セミナーに続くもので,公認会計士などの職業会計人を目指す本研究科・学部学生,本研究科教官,また,本学OBの若手会計職業人,外部の研究者など,約50名が参加しました。
講師は,いずれも金融庁企業会計審議会の委員などを歴任するとともに,会計基準,監査基準の制定に直接にかかわっている方で,エンロン事件にみるように,会計,監査制度の在り方を巡る議論が活発な中,参加者には極めて有益な内容となりました。
講演後,2名の講師に本研究科蟹江助教授をパネラーに加え,同吉見助教授を司会にパネルディスカッションが行われ,短時間ながら,参加者を交えた活発な議論が行われました。
本研究科では,引き続き本プログラムに基づくセミナーを展開し,本学における職業会計人養成の充実を図る予定です。
講 演
1「日本,米国及びIASBにおける会計の動向
−世界的な会計不信に如何に対応すべきか−」
講 師:日本公認会計士協会常務理事・公認会計士 加藤 厚 氏
2「監査基準と監査制度の改革−背景,内容および展望−」
講 師:明治大学教授・金融庁企業会計審議会委員 山浦 久司 氏
シンポジウム
ディスカッサント
加藤 厚,山浦久司,蟹江 章(経済学研究科助教授)
司会 吉見 宏(経済学研究科助教授)
(経済学研究科・経済学部)
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