○事務局前の環境整備について
新渡戸稲造夫人メリー氏寄贈により植樹された事務局前のハルニレ2本について,根周り保全エリアの拡大を実施するとともにその周辺整備を行いました。
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古記によれば,札幌農学校に赴任する新渡戸と共に来日し,札幌で7年間を過ごしたメリー夫人は札幌を離れても学生を慈しみ,札幌農学校を想う心篤く,本校の校舎新築に際しハルニレ24本を寄贈せられ,宮部金吾教授の細心の注意の下,路傍樹として構内各所に植樹されたとある。
そのとき正門付近に植えられた5本(事務局前2本,南向い3本)の内の2本がこの樹である。 |
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事務局前
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○サクシュコトニ川再生整備について
川の再生事業の内,創基125周年記念事業による部分が完成しました。
川への通水は,来年の秋を予定していますが,通路は出来上がっていますので御散策ください。 |
川名の語源を辿ると,先住アイヌの人達が次のような意味合いで表現した言葉に由来するという。サクシュは浜の方を通るので,浜はこの場合,豊平川岸のこと。コトニは窪地。意訳すると「窪地を流れる川のうち,豊平川に最も近い川」となる。
古来,豊平扇状地の伏流水は再び湧水となって市内各所で噴出していたようで,その流れの一つがクラーク会館の近くから構内に入り,中央ローンから更に北上して流末はコトニ川(現琴似川)に注いでいた。 |
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サクシュコトニ川
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○ポプラ跡地の整備について
学生及び教職員の憩いの場として広場を設け,ポプラの切り株を活用し,6株内に宿根草を植え込み花壇とするとともに歩道を拡幅しましたので,多数の皆様の御活用をお願いします。
(施設部企画課)
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ポプラ跡地
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