札幌岳(1294m)−冷水沢コース−
10月5日(土)参加人数17名
10月としては珍しく,台風21号が北海道に上陸しましたが,5日には平穏な朝となりました。7:30分,車4台に分乗して出発です。今回は国際色豊かな山行となり,車中でも国際交流に花が咲きました。豊平峡ダム線に入り登山口に着くと,既に駐車場は満杯状態でした。幹事からあいさつの後,落ち葉を踏みしめながら冷水沢沿いの小道を登ります。小川のせせらぎ,紅葉,澄みきった空気,あたりは秋真っ盛り。コクワ,白玉,キノコ等,秋の恵みを収穫しながらの会話が,楽しいひとときを演出します。心地よい汗をかいたころ,冷水小屋に到着しました。ここで大休止にします。というのもここから標高差200mの,胸突き八丁の急登が始まるからです。マイペースでゆっくり時間をかけ,ジグザグに登っていきます。途中,大型犬を連れた家族の一行や,仲むつまじい熟年カップルとすれちがい,「こんにちは」,「がんばってください,もうすこしですよ」と交わし合うあいさつも心地よく響きます。額から滴る汗をぬぐうと,目の前に紅葉の絶景が広がり,絶妙のタイミングで疲れをいやしてくれました。やがて急坂は緩斜面にかわり,辺りもダケカンバからハイマツに移り変わります。頂上はすぐそこでした。山頂に立てた喜びもそこそこ,早速豆腐のたっぷり入ったなめこ汁を作りました。お腹一杯になってよい顔をしているところで記念撮影。今回もすばらしい山行でした。
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「札幌岳山頂」
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砥石山(827m)−中ノ沢コース−
10月19日(土)参加人数6名
前日は大雨でしたが,空を見ると雲の切れ間から太陽がのぞき始め,これなら大丈夫と出発しました。石山通りを南下し,五輪大橋から北ノ沢へ向かいます。登山口は落ち葉の絨毯(じゆうたん)を敷き詰めたような佇(たたず)まいです。八垂別ノ滝が奏でる清らかな水音と,秋の日差しに揺れる紅葉に満足です。重い腰を持ち上げて登山道を行くと,見事な紅葉が出迎えてくれました。一汗かくとT4分岐。にぎやかな笑い声に降り返ると,子供たちが力強い歩みでどんどん迫り,私たちの側を元気いっぱい登っていきました。私たちももうひとがんばりです。途中,急な登り下りを繰り返してやっと山頂です。山頂鍋は途中で摘んだキノコを使ったキノコ入り肉うどんでした。帰りは三角山に登って一休みです。すっかり晴れあがった空には夏のような太陽が輝き,上着を脱ぐほどの暖かさ。何よりは眼下に広がる札幌の市街地です。真駒内の町並み,銀色に輝く札幌ドーム。無意根山,定山渓天狗岳といった札幌の山々も,疲れをいやしてくれます。時を忘れてずっと座っていたいと思わずにはいられません。西に日が傾くころ,踏みしめる落ち葉がカサカサと鳴りやまぬ中を下山の途につきました。幸せな,秋を思う一日でした。(コースタイム)医短8:30−登山口9:45−T4分岐10:45−山頂着12:30−山頂発13:35−三角山14:05−T4分岐15:05−登山口16:00−医短16:40
来年の事業登山は来馬岳(6月21日),無意根山(7月5日),チセヌプリと沼めぐり(9月20日),目国内岳(10月4日)の予定です。北大ホームページとポスターに案内を掲示しますので,奮って御参加ください。
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「砥石山山頂」
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(北大山岳会)
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