全学ニュース

平成14年度第2回運営諮問会議を開催

 去る3月5日(水),事務局大会議室において,平成14年度第2回目の運営諮問会議を開催しました。
 当日は,委員12名のうち8名が出席され,本学からは総長,副学長,事務局長の他,部局長が出席しました。
 学外有識者から構成される本会議では,会長の戸田一夫北海道電力株式会社相談役の進行により,中村総長のあいさつの後,「北海道大学の法人化に向けて」及び「大学支援ネットワーク等について」の2つの協議題について,活発な意見交換が行われました。
 委員からは,「評価の対象として数値で定量化することは,教育にはなじまないのではないか」,「高い評価を受けることに囚われすぎると,本来の目標である教育や研究の質を高めることに繋がらなくなるのではないか」,「国立大学が今のままでよい訳ではなく,反省すべき点は多数あり,そのことが国立大学法人化のモチーフの一つになっている」,「国の統制をむしろ強めるようでは,何のための独立行政法人なのかと言わざるを得ない」,「大学法人化が成功するかしないかということは,ここ2〜3年で結論が出ると思う,今のままの大学で良かったかという議論に対しては,反省をしなければならないと思う。」,「大学は自治の名に隠れて,外部からの意見を聞かないとか自己中心的な傾向が非常に強い」,「最終的には大学が教官個人個人のよい研究なり,教育について,どのような形でレベルアップを図るかその点に尽きるし,それが大学の原点だと思う」,「政府からお金をもらって運営するという考え方を変え,大学独自で資金を集め,自由に使えるお金を増やすよう努力されたらいかがか」,「東京オフィスが北大の教育目標や研究の特徴を宣伝できる場になるよう期待している」など数多くの意見が寄せられました。

(総務部企画室)

冒頭あいさつをする戸田会長
冒頭あいさつをする戸田会長
引き続きあいさつをする中村総長
引き続きあいさつをする中村総長