4月16日(水)14時からファカルティハウス「エンレイソウ」第一会議室において第一回大学院理学研究科諮問委員会が開催されました。当日は諮問委員である塩谷喜雄氏(日本経済新聞社 論説委員会 論説委員),鈴木 武氏(味の素株式会社 代表取締役副社長),丸山瑛一氏(理化学研究所 フロンティア研究システム
システム長),毛利 衛氏(日本科学未来館 館長),吉留康夫氏(電通ヤング・アンド・ルビカム株式会社 代表取締役社長),若松澄夫氏(国際交流基金 常務理事)(50音順)の6名,理学研究科からは,長田義仁理学研究科長,両評議員,各専攻長,将来計画委員,そしてCOEプログラムリーダーに,この会議の実行ワーキンググループの若手メンバーを加えた25名が参集しました。
一瞬の静寂と緊張の中,研究科長が口火を切りました。「今日は双方向に意見を交換する場を持ちます」という内容のあいさつで,諮問委員も研究科のメンバーも,この会議の意図するところを知りました。続いて行われた各専攻からの活動状況説明に対しても,「このような点を考慮して発展させるのはどうか」という建設的なコメントを諮問委員から幾つも頂きました。また「北大理学研究科としての特徴は何か」「外国人学生の受入れはどの程度か」といった質問に対しても,説明に立った専攻の代表と質問した諮問委員ばかりでなく,列席する他のメンバーを含めて発言が飛び交うなど,和やかな雰囲気の中でも活発に議論が行われました。「どのようにして理学研究科をより良くしていくか」,円卓を囲む参加者の関心はこの一点に集中していました。自由討論では,「理学研究科を取り巻く新しい教育・研究体制」が議題として取り上げられ,今後理学研究科,理学部が進むべき方向に関して,諮問委員から貴重な意見を伺うことができました。午後5時半,終了予定時刻は思ったよりもずっと早くやってきました。実行ワーキンググループが用意した議題の幾つかは,懇親会場へと引き継がれました。
既に岡田尚武新研究科長のもとには,第2回大学院理学研究科諮問委員会の開催を求める意見が寄せられています。このような部局における諮問会議の具体的な成果が現れるのは,やや先のことになると思われますが,今後の継続開催により,その有効性が実証されるものと確信しています。
(理学研究科・理学部)
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