部局ニュース

歯学部附属病院で高校生を対象とする看護の日「ふれあい看護体験」を実施

 5月14日(水)に歯学部附属病院において看護の日「ふれあい看護体験」を実施しました。今年は大麻高校から男子1名,女子5名,計6名の高校生を迎えました。当院では今年で7年目の受け入れとなりました。募集人数6名に対し,高校では20名以上の応募があったと聞いております。改めて看護という仕事に対する高校生の関心の高さを感じました。今年のプログラムの内容は,入院患者さんに検温をさせていただいたり,参加した高校生同士で足浴の体験をしたり,予防歯科医師,歯科衛生士からむし歯についての説明を受けて実際に自分で歯磨きを行ったり,管理栄養士から口腔疾患を持つ患者さんの病院食の説明を受け試食をするなどでした。参加した高校生からは「すりつぶしたトマトを皿に盛るときにトマトの形に戻すと聞いてそこまで配慮していることに驚いた。」「脈を測らせて貰った患者さんがいやな顔一つせずに協力してくださり,その笑顔に励まされ元気を与えられた。」「これからは教えてもらったようにしっかり歯磨きをして80歳で20本の歯を保てるようにがんばります。」などの感想が聞かれました。また,後日参加した高校生より感想とお礼の手紙が送られてきました。その一部を紹介します。「看護というものは,医療者側が一方的に押しつけるものではなく,患者さんとのコミュニケーションを大切にしていることをこの体験によって知ることができました。私は入院経験もなく,病気もめったにしないので,今回このような看護体験によって看護の現場を見学させていただけたことは貴重なことだと思っています。」「私は看護師になりたい!と思っていたわけではありませんが,今回の実習を通して本当になりたい!いや,なってみせる!と本気で思いました。患者さんが頑張っていたところ,やさしく接してくれたところを思い出すとその気持ちは強くなります。私は患者さんに頼ってもらえるようなしっかり者で優しくたくましい看護師を目指します。」
 このような高校生の純粋な気持ちに接すると,現場で働く私たち看護師が一番励まされたような気持ちがして,明日への活力を頂いた貴重な体験でした。なお,歯学部附属病院看護部のホームページでふれあい看護体験の写真を掲載しております。是非御覧ください。

(歯学部附属病院)

看護体験参加者との記念撮影 足浴の体験
看護体験参加者との記念撮影
足浴の体験

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