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触媒化学研究センターが中国清華大学化学系と部局間協定を締結

 本センターは5月20日に中国北京にある清華大学化学系(系主任 邱 勇 教授)と研究交流などに関する協定を締結しました。
 本センターは中期目標,中期計画として新しい海外戦略を打ち立て,既に今年の5月2日に北京大学化学与分子工程学院に研究交流拠点のオフィスを設置しましたが,清華大学は北京大学から徒歩で行ける距離にある大学で北京大学と並ぶ中国のエリート校であり,これらの大学と触媒化学の分野において緊密な協力関係を築くことはアジアにおける触媒化学の発展にとって重要であると考えています。
 大学間協定や部局間協定は国立大学などでこれまで数多く締結されていますが,相互に訪問したり,シンポジウムを開催したり,あるいは学生が数名留学する交流が多く,実質的な共同研究を行っている協定は非常に少ないのが実情です。
 数年前から本センターに留学していた清華大学の教官(席 嬋娟 副教授)を通して教官レベルでの共同研究を進めてきました。今回,これらの実質的な共同研究が土台となり,清華大学側からの申入れを受けて部局間協定を締結することとなったものです。
 北京大学に設置したオフィスを軸に北京大学,清華大学そして既に協定を結んでいる石油大学北京校と,北京地域での触媒化学の研究拠点を充実させていく予定です。

(触媒化学研究センター)

協定書
協定書

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