全学教務委員会英語検定試験単位認定に関する検討ワーキング・グループの答申に基づき,英語教育の強化と外部評価に対する対応として導入が決定された外部検定英語試験TOEFL-ITPの初の全面試験が,6月14日(土)10時30分から2時間にわたり,高等教育機能開発総合センター内の教室を使い,理・水・医・歯の約700名の学生を対象に実施されました。
実施初年の昨年は,カリキュラムの関係で理学部学生対象だけの一部実施でしたが,本年度からは,前期・後期2回に分けての全面実施になります。
この試験は,外国の大学へ留学する際,提出を求められるTOEFL試験の過去問題からなる予備試験ですが,その国際的信用と普及度の点から自己の英語力を判断する際の最も客観的かつ有効な試験として知られています。本試験は,英語の全学教育向け授業の一環ではありますが,学内的には本学教育改革の柱の一つと位置付けられており,また,学外においては,国立総合大学で全学生に義務化し実施に至った目下唯一の例で,他大学からの問い合わせも多く,全国の国立大学関係者の注目を集めております。
成績は追って受験した学生個人に通知され,自己の英語力の判定と海外留学希望者の場合にはこれからの目標の設定に役立つと思われます。なお,本試験の成績と他外部検定試験(英検,TOEIC)等とは連関表があり,こちらでの点数を目標にしている学生にも参考になります。
なお,本試験の実施は北大生協の全面協力と,高等教育機能開発総合センター事務局の支援を受けて初めて可能となりましたことを感謝を込めて申し添えます。 |