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言語文化部で「ロシアにおける外国語・異文化教育」講演会を開催

 言語文化部では,10月22日(水)午後6時より会議室において,「国際交流基金文化人短期招へい事業」で招へい中の国立モスクワ大学外国語学部長 テル-ミナ-ソヴァ,スヴェトラーナ女史による「ロシアにおける外国語・異文化教育」と題した講演会を開催しました。
 テル-ミナ-ソヴァ,スヴェトラーナ女史は,平成13年10月10日に本学と国立モスクワ大学との大学間交流協定が締結された際に,国立モスクワ大学から派遣され,協定締結の中心的役割を果たされた人物で,今回は「言語文化部,国際広報メディア研究科との間で,外国語・文化教授における未来について学術交流を行うこと」を目的として,平成15年10月16日から10月27日までの間来日されたものです。
 本講演では,ロシアにおいて外国語特に英語を学ぶ学生の数が近年急速に伸びていることの社会的背景,最近の学生気質,ペレストロイカ後の外国語教授法,英語教育が直面している問題点,英語のグローバリズムなど,ロシアにおける外国語・異文化教育の現状等について説明があり,最後に外国語教育に当たっては,常に異文化コミュニケーションの問題を考慮に入れることの必要性が語られ,国際化・高度情報化社会において必要とされるコミュニケーション能力,メディア・リテラシーを標ぼうする国際広報メディア研究科の学生,教職員にとって良い刺激となりました。
 当日は言語文化部,国際広報メディア研究科の教職員,学生約40名が参加し,熱心に耳を傾け,講演終了後も「日本における外国語・異文化教育」とロシアのそれとの比較,外国語教育の在り方についてアドバイスを求めるなど,活発な質疑応答が行われました。

(言語文化部)

講演に聴き入る学生,教職員 講演中のテル-ミナ-ソヴァ,スヴェトラーナ女史
講演に聴き入る学生,教職員
講演中のテル-ミナ-ソヴァ,スヴェトラーナ女史

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