北海道大学病院では,11月4日から11月14日まで歯科診療センター玄関ロビーにて,「第6回院内写真展」を開催しました。この写真展は「いい歯の日(11月8日)」にちなんで,旧歯学部附属病院患者サービス委員会が10月の病院統合後も引き継いで開催した恒例の行事です。今年の展示写真は患者さん・教職員・学生など9名の方々から合計31点出品していただきました。
今年の作品の特徴は,北海道を中心にその四季おりおりの景色,ふだん何げなく見過ごしている生活の一コマ,作者の心が伝わってくるような作品が多くありました。また,最近の傾向としてデジタル写真が増えました。
今回も展示期間中に恒例の人気投票アンケートを実施し,例年より多い90枚のアンケート用紙が投票箱に投函されていました。結果は広範囲に人気投票され作品の好みが分かれていました。その中でも,毎年出品していただいている本学歯学部5年次の亀山武志さんの写真の評価が最も高く,しかも1位から3位まで独占していて,「また見に来たい」とのコメントがあるほどの人気でした。その他の作品のコメントの中に,「美しい作品ですね,希望が涌いてくる,心が清らかになる,気持ちが落ち着く写真です」,「心がやすらぐ」,「つい足が止まってジッと見てしまいました」など,作品ごとの雰囲気を十分に満喫していたようでした。患者さんの中には「歯の痛さも忘れさせてくれました」とのコメントもあり,担当者としても冥利に尽きるとともに,歯科治療のアフターサービスとしても役立っているように思われました。また,作品全体を観て「デジタルが多いんですね,しかしフイルムはやはり良いです。フイルムの良さに気づいてください」といった意見もありました。
今年のアンケート調査からも,この写真展が多くの患者さんにとって,通院時のひとときの癒しの場となり,十分楽しんでいただいているものと思われました。
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