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21世紀COEプログラム「知識メディアを基盤とする次世代ITの研究」国際会議開催

 21世紀COEプログラム「知識メディアを基盤とする次世代ITの研究」(拠点リーダー:工学研究科・田中譲教授)では,11月25日(火)午前9時から27日(木)午後6時までの3日間,海外研究教育拠点らの8名の招待講演者を含む15名の招待講演者をお招きして,札幌コンベンションセンターにて第1回ユビキタス知識ネットワーク環境国際会議を開催いたしました。会議期間中を通じて,180名の参加者(内プロジェクト関係者74名(推進担当者20名,ポスドク11名,RA26名,招待講演者17名),一般参加者106名)を得て,活発な研究成果発表と意見交換が行われました。
 本国際会議の趣旨は,(1)プロジェクトの進捗状況を報告し,内外にその評価を問い,(2)海外の拠点から講演者を招き,拠点間の国際連携を強化するとともに,(3)会議の計画・実施をポスドクとRAに託し,プロジェクト推進担当教官のみならず,ポスドク,RA全員に対し,成果発表の場と国内外招待講演者との交流の場を設け,国際的に通用する若手研究者を育成することにあります。
 オープニングでは,中村睦男総長,岸浪建史工学研究科長に御出席いただき,本COEに対する大学並びに研究科の期待の大きさを示していただきました。
 前半の25日と26日午前は,メインコンファレンスとし,プロジェクト推進担当者5名と,招待講演者5名によるキーノート講演で構成しました。後半の26日午後と27日は,知識メディア技術,量子ナノエレクトロニクス技術,知的通信技術の3つのサブプロジェクトに別れ,パラレルワークショップを開催しました。パラレルワークショップでは合計2つのキーノート講演と8つの招待講演を企画し,推進担当者,ポスドク,RA全員の成果発表を行いました。
 会議の運営はポスドクが企画から実施までを取り仕切り,RAも積極的に実施に参画し,27日のランチタイムには招待講演者全員とポスドク,RAとの交流会を実施しました。25日のランチタイムにはプロジェクト推進者と招待者との国際拠点連携の懇談会を,26日にはバンケットを実施し,今後の連携に関して国内外の他拠点の先生方と具体的な相談が行われました。
 本拠点では,今後,この会議の報告書をまとめ公にする予定です。

(工学研究科・工学部)

中村総長による開会のあいさつ
中村総長による開会のあいさつ

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