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酪農生産研究施設(新牛舎)への移転

 北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場では,新設の酪農生産研究施設へ11月11日(火)〜12日(水)の2日間にわたり,牛(40頭)の移動を行いました。
 酪農生産研究施設(新牛舎)は,本学キャンパスマスタープランに基づいた北キャンパスの整備計画の一環として,創成科学研究機構棟等の建設に伴い,旧第2農場の「牛舎」を旧第1農場へ移転したものであります。
 当日は,本格的な冬の到来を予感させる雨混じりの雪の降る中,生物生産研究農場の教官,技官のほか,教育研究で利用している農学研究科の教官及び学生が総動員で北20条の旧牛舎から北16条の新牛舎まで牛たちを誘導しました。
 今回は,旧第2農場と新たに整備された旧第1農場とを結ぶアクセス路(牛道)を利用しました。途中,牛たちにとっては初めて目にする光景や様子の違う雰囲気に混乱しながら,何度も道を外れそうになったり,立ち止まったりしましたが,無事新牛舎への移動が終了しました。
 新施設には,ふん尿からガスを取り出し,そのエネルギーを熱に換えるシステム(バイオガスプラント)が併設されており,今後の試験研究の成果が待たれるところです。
 現在のところ,引っ越しが終わったばかりということもあり,牛たちはまだ新居には慣れていないようです。隣接する関連施設群の建設も着々と進んでいます。落ち着くまでには若干の時間が必要のようです。
 来シーズンは,この酪農研究施設において本格的に放牧試験を開始する予定であり,これまでとは違った景観を楽しんでいただけるものと期待しております。

(北方生物圏フィールド科学センター)

若干不安そうな牛
若干不安そうな牛

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