全学ニュース

駐日英国大使講演会を開催

講演の様子
講演の様子

 スティーブン・ゴマソール駐日英国大使による講演会が,平成16年3月5日,学術交流会館において行われました。ゴマソール大使は駐日大使館勤務が3回目,通算13年以上という知日派で,英国国連代表部副代表などを経て,平成11年から現職。本学,北海道日英協会及び(財)杉野目記念会の招きで実現した今回の講演会は,「新時代の日英関係」と題し,流暢な日本語で行われました。
 大使から,駐日大使館書記官として初めて来日した30数年前と比べて,「日本の社会は成熟し,個人が意見を出す自由な社会になった。」との印象が述べられ,また今後の日英関係については,「これまで以上に政治的関係が重要になる。英国にとって日本との関係は米国との関係に次いで重要であり,英米日が連携して,貧困対策・貿易促進・環境などグローバルな問題の解決に当たることが重要である。」と述べられるなど,示唆に富む内容に一般市民,学内関係者らが熱心に聞き入りました。講演終了後には,大使は積極的に寄せられた質問に丁寧に答えられました。
 講演会に先立ち行われた総長との懇談では,日英両国における高等教育改革の動向等について情報交換が行われ,また,講演会後は,大使は平成14年5月の御来学時に,日英同盟締結100周年を記念してクラーク会館横に植樹されたイングリッシュオークの木が順調に成長している様子を御覧になった後,博物館を見学されました。

(研究協力部国際企画課)


前のページへ 目次へ 次のページへ