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平成16年度入学式の実施

 平成16年度の入学式が,4月8日(木)に札幌コンベンションセンターにおいて行われました。
 式は,来賓の宇宙飛行士・日本科学未来館館長の毛利衛氏,本学との大学間協定締結国駐札幌領事館の領事,経営協議会委員の山田家正氏,部局長の列席の下,北大交響楽団による「エルムの鐘」の演奏により開始され,中村総長から新入生に対し告辞が述べられました。
 総長は告辞の中で,新聞に掲載された北海道大学に関係のある2名の方の投書の全文を紹介され,「北大の4年間は母たちに感謝」と題する,昨年の卒業生の方の投書には,「北海道大学で充実した学生生活を送った先輩からの力強いメッセージであります。また,学生にとってご家族の精神的・経済的支援がいかに大きなものであるかということに思いをいたしております。」と述べられました。
 また「叔父に特攻を志願させた国」と題する,北海道大学の土木専門部を卒業し,海軍飛行予備学生に配属され,敗戦の2ヶ月半前に西南諸島で戦死された叔父を持つ方の投書には,「今日,皆さんは学業に専念できることの幸せを自覚するとともに,若者が学業を中断して戦地に赴くことのない世界平和のシステムの構築を考えてください。」と述べられました。
 続いて,留学生を含む2,662名の入学生を代表して,農学部 唐木 貴行(からきたかゆき)さんによる入学者宣誓が行われました。
 その後,来賓の毛利氏,駐札幌領事館領事,山田経営協議会委員の紹介,本学役員の紹介,部局長の紹介と続き,北大交響楽団による「都ぞ弥生」の演奏で式は終了しました。
 入学式終了後には,本学卒業生で社会の第一線で活躍する先輩の生の声を新入生に直接伝える企画の第1回目として,毛利衛氏の講演会,佐伯副学長による「学生生活を送るに当たっての心構え」と,武蔵保健管理センター所長による「健康な学生生活を送るために」のガイダンス,北大応援団による「永遠の幸」と北大合唱団による「都ぞ弥生」の合唱が行われ,すべての行事が終了しました。
告辞を述べる中村総長 武蔵保健管理センター所長によるガイダンス
告辞を述べる中村総長
武蔵保健管理センター所長によるガイダンス
北大応援団による「永遠の幸」の合唱
北大応援団による「永遠の幸」の合唱
(総務部総務課)

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