4月1日,工学研究科のシステム情報工学専攻と電子情報工学専攻,並びに電子科学研究所の一部を改組再編し,電子科学研究所,量子集積エレクトロニクス研究センター,情報基盤センターの協力のもとに,大学院情報科学研究科が設立されました。また,民間関連研究機関等の学外組織との連携を一層強化するために,連携講座を開設しました。
新研究科は,11基幹講座,3協力講座,4連携講座,2寄附講座による6専攻構成で,情報科学に関する基礎から応用までを,また,ソフトからハードまでをバランス良く教育研究する体制を整えており,高度情報社会において指導的立場で情報科学技術の研究開発を担うことができる高度情報技術専門家や高度情報社会の基盤となる基礎的研究を推進できる研究者を養成することを目指しています。なお,基幹講座の教員の総定員は,教授42名,助教授42名,助手36名の計120名です。
カリキュラムについては,学生が,情報科学の新たな発展に対応できるように,また,広角的発想力を持つ技術者,研究者として活躍できるように設計されています。すなわち,所属する専攻の専門分野を主専修として系統的に学習することによって,高度に専門的な知識を習得できるように,さらに,所属する専攻以外の専攻の専門分野を副専修として学習することによって,広い素養と柔軟な思考力を身につけることができるように,きめ細かな配慮がなされており,情報科学に関する質の高い,かつ幅広い大学院教育研究が展開されるものと期待されます。 |
(情報科学研究科) |
|