ベルンハルド・ツェプター駐日欧州委員会代表部大使が4月20日,北海道大学を訪問されました。ツェプター大使はドイツ外務省で欧州統合問題などを担当され,平成14年10月から現職。
中村総長との懇談の中で,同大使は5月1日よりさらなる拡大を遂げるEU及び欧州憲法草案が目指している方向性などについて紹介され,また,基本的価値を共有する日本と今後も様々な分野において協力関係を強めていきたいとの見解を述べられました。また,農業,環境,バイオテクノロジー,ナノテクノロジーといった研究分野における本学との協力関係も視野に入れ,今後EUと北海道地域との連携を強めていきたいと述べられました。
学内視察の後には経済学,法学を専門とする学生たちとの交流の場をもたれ,EUがひとつの共同体だからこそ得られるメリットや,問題点などについて紹介され,学生から寄せられた様々な質問にも丁寧に答えられるなど,活発な意見交換がなされました。
(学術国際部国際企画課) |