編集メモ

▼昨年末に再生事業が完了したサクシュコトニ川に水の流れが復活しました。キャンパスマスタープラン以降,札幌市の「水と緑のネットワーク事業」とも理念が一致し,再生することができました。
 構内を流れる川の長さは2,140メートル。再生工事には水環境を回復させるための様々な工夫が随所に行われており,回復した様子は,大野池周辺にヨシなどが成長していることでも確認できます。他の再生区域においても,数年後には自然豊かな景観になることでしょう。
 川には2つの呼び名があります。中央ローンの吹き出し口より流れた水がキャンパスを縦断し,研究農場の水田付近で暗きょ部分から地上に出る当たりまでが「サクシュコトニ川」で,その下流,研究農場の横を流れ新川と合流するまでが「サクシュ琴似川」と呼びます。研究農場横から下流は,河川名として「サクシュ琴似川」の名が残っており,それより上流は,川の水が一度枯れたために河川名が消滅し,再生にあたり「サクシュコトニ川」と名付けました。
 観光シーズンを迎え,構内には大勢の人々が訪れますが,観光名所がまたひとつ増えました。いつの日か,キャンパス内に鮭が遡上する大学と呼ばれるときが来るかも知れません。



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