サクシュコトニ川通水式が,去る5月26日(水)午前11時から 札幌市との共催により本学中央ローン(吐出口周辺)において開催され,キャンパスを南北に縦断し,遺跡庭園脇を流れる旧サクシュコトニ川におよそ50年ぶりに清流が復活しました。
当日は,さわやかな五月晴れに恵まれ,中村総長をはじめ多くの本学関係者,上田札幌市長ほか水道局,建設局などの札幌市関係者,また大学近辺の住民,幼稚園児及び観光客など大勢の人の参加を得て盛大に催されました。
また,同日午後からサクシュコトニ川通水記念講演会が学術交流会館第一会議室において開催され,(財)北海道環境財団理事長(元農学部附属植物園長)辻井達一氏及び藤女子大学教授(元工学研究科助教授)小林三樹氏によるサクシュコトニ川や豊平川など札幌市内の川に関わる講演に約70名の参加者がありました。
「サクシュコトニ川」の再生事業は,本学が平成8年に策定した「北海道大学キャンパス・マスタープラン’96」及び,平成10年にその具体的な方策を決定した「エコ・キャンパス推進基本計画」に基づくもので,札幌市の「水と緑のネットワーク事業」と連携し,本学創基125周年に当たる平成13年から3年がかりで本学構内の工事が行われ,昨年12月完成したものです。
本学では約半世紀ぶりに復活したサクシュコトニ川のせせらぎと,これらを含めた自然豊かなキャンパスを,将来にわたって保っていきたいと考えています。
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