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平成16年度 新任教員研修会を開催

 高等教育機能開発総合センターは,平成16年度「新任教員研修会」を平成16年6月3日(木)に,情報教育館3階のスタジオ型多目的中講義室を会場に開催しました。
 この研修会は,本センターの高等教育開発研究部が中心となって企画,運営され,平成7年度に実施した新任教官歓迎説明会から数えて10回目になります。
 研修会は,昨年6月以降に本学に新規に採用された教員及び他の機関から転入した教員を対象として計画され,各研究科等から,過去最多の103名が参加しました。
 最初に,中村総長から緑豊かなエルムの森に囲まれ,教育環境の整った本学にお迎えできたことの歓迎の言葉があり,次いで,平成16年度からの国立大学の独立行政法人化に伴い,本学としてもより一層学生のための教育に力を入れていくこと。21世紀COEプログラム及び科学研究費補助金等の獲得について全学をあげて積極的に取り組んでいくこと。また,セクシャルハラスメント等,学生の人権を配慮した対応が大切であること。さらには,今後も積極的に留学生の受入れ拡大を図っていくことが必要であることのあいさつがありました。
 引き続き,次のスケジュールにより講義,講演及びグループ討論が行われました。

午前の部(講義及び講演)
 ◇ 「北海道大学の教育−全学教育を中心に」 文学研究科 教授 安藤  厚
 ◇ 「法人化によって北海道大学はどのように変わるか?」 スラブ研究センター 教授 林  忠行

午後の部(講義及びグループ討論)
 ◇ 「大学生の心のケアについて」 保健管理センター 講師 朝倉  聡
 ◇ グループ討論及びパネル討論(修学指導,セクシャルハラスメント,双方向的な授業などについて) 
  高等教育開発研究部 教授 小笠原 正 明
  文学研究科 教授 安藤  厚
  理学研究科 教授 在田 一則
 午前の部では,各講師による講義及び講演を熱心に視聴しました。また,午後の部では,8グループに分かれて,修学指導,セクシャルハラスメント及び双方向的な授業等学生にとっての身近な問題点等について,具体例を想定したグループ討論の後,各グループ代表者からの発表と総合討論が行われ,効果的な指導の在り方,また,事前予防等についての理解を深めました。
中村総長のあいさつ グループ討論の様子
中村総長のあいさつ グループ討論の様子
(高等教育機能開発総合センター)

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